昨年８月に米国西海岸で捕れたクロマグロから、放射性セシウムが検出されたことが米スタンフォード大などの調査研究でわかったと各紙が報じた。今回検出されたセシウムは日本の魚介類の規制値（１キロ・グラムあたり100ベクレル）の10分の１と少ない。セシウムは微量で、クロマグロを食べても問題はないとしている。

南海トラフ」の巨大地震対策を検討する政府の作業部会は29日までに、被害推計を冬の午前５時、秋の正午、冬の午後６時―など複数で設定し、試算する方針を決めたと各紙が報じた。就寝、職場への人の集中、暖房や調理での火の使用などで被害の拡大が予想される時間帯。主査の河田恵昭関西大教授は「真夜中なら犠牲者が３０万人を超えてもおかしくない」としている。30万人は、国が2003年に想定した死者数約２万５千人の10倍超。

安住淳財務相は29日の閣議後の記者会見で、中国の人民元と日本の円を直接交換する取引を東京、上海の両市場で６月１日から始めると発表した。

自動車主要８社が28日発表した４月の国内生産台数は、全社合計で前年同月比約2.7倍の75万7594台となったと各紙が報じた。昨年は東日本大震災によりサプライチェーンが大打撃を受け、減産を強いられたが、その反動で全社が大幅に増え、全体では震災前の水準を回復。エコカー補助金も追い風になった。トヨタ自動車、スズキ、ホンダ、ダイハツ工業、富士重工業の５社は一昨年４月の実績も上回り、回復が著しかったという。