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地方経済天気図(2016年4月) 印刷
2016年 4月 26日(火曜日) 21:08

2016年4月 地方経済の状況

【 総評 】  〜個人消費が振るわず、足踏み~

【 北海道 】

北海道の景況は、公共工事が低調、観光も足許一服したものの、個人消費、住宅権建築が持ち直すなど、緩やかな持ち直し

個人消費は、乗用車販売が減少したものの、大型小売店販売が増加し、緩やかな持ち直し。住宅建築は、持家、貸家が増加し、持ち直し基調。設備投資は、製造業、非製造業ともに投資計画を積み増す動きがみられ、持ち直し基調。公共工事は、国、独立行政法人、道、市町村いずれも減少し、低調。輸出は、輸送機械、一般機械が増加したものの、アジア向け石油製品、鉄鋼が減少し、足許一服。

生産活動は、電気機械、鉄鋼が増加したものの、一般機械、輸送機械、鉄鋼が減少し、横這い圏内。

観光は、国内客に加え、アジアを中心とする外国人客が増加し、回復基調。

雇用は、有効求人倍率が上昇し、建設業などで新規求人数が増加し、回復基調。

先行きは、緩やかな持ち直しが続くとみられている。

【 東北 】

東北の景況は、雇用情勢が回復に向けた動きにあるものの、個人消費、輸出、生産活動が弱含みとなるなど、横這い

個人消費は、スーパー販売が飲食衣料品を中心に増加したものの、百貨店販売、乗用車販売が減少し、弱含み。住宅建築は、持家、貸家、分譲住宅いずれも増加し、やや上向き。設備投資は、需要の先行き不透明感から、一部に投資抑制姿勢がみられ、伸び悩み。公共工事は、国、県、市町村が減少し、減少傾向。輸出は、アジア向け非鉄金属、中国向け一般機械が減少し、弱含み。

生産活動は、一般機械、電子部品・デバイスが減少し、弱含み。

観光は、温泉地、観光地への入込客が増加し、上向き。

雇用は、卸・小売業、製造業で新規求人数が増加するなど、回復に向けた動き。

先行きは、横這い圏内の動きが続くとみられている。 

【 関東 】

関東の景況は、観光が好調を持続、公共工事も上向きにあるものの、個人消費、輸出が弱含むなど、持ち直しの動きが一服。

個人消費は、乗用車販売が減少したほか、百貨店販売において衣料品が減少するなど、弱含み。住宅建築は、貸家が増加したものの、持家、分譲住宅が減少し、横這い。設備投資は、需要の先行き不透明感から、一部に投資抑制姿勢がみられるなど、弱含み。公共工事は、独立行政法人等、都県が増加し、上向き。輸出は、アジア向け鉄鋼、科学光学機器が減少し、弱含み。

生産活動は、輸送機械、一般機械が減少し、足踏み。

観光は、外国人客が増加し、好調を持続。

雇用は、有効求人倍率が上昇、現金給与総額も増加するなど、持ち直し。

先行きは、海外経済減速の影響が懸念される。 

【甲信越 】

甲信越の景況は、雇用情勢が回復に向けた動きにあるものの、個人消費、生産活動が足踏み、公共工事が低調となるなど、横這い

個人消費は、大型小売店販売において衣料品が減少したほか、乗用車販売も減少するなど、足踏み。住宅建築は、貸家が増加したものの、持家、分譲住宅が減少し、足踏み。設備投資は、需要の先行き不透明感から、一部に投資抑制姿勢がみられ、弱含み。公共工事は、国、県が減少し、低調。輸出は、輸送機械、一般機械が増加し、足許増加。

生産活動は、輸送機械が増加したものの、電子部品・デバイス、一般機械が減少し、足踏み。

観光は、外国人客に加え、国内客の観光地への入込客が増加し、緩やかな持ち直し。

雇用は、製造業、卸・小売業、運輸・郵便業で新規求人数が増加するなど、回復に向けた動き。

先行きは、緩やかな持ち直しに向かうとみられている。 

【 北陸 】

北陸の景況は、観光が持ち直したものの、個人消費が弱含み、輸出が低調となるなど、横這い

個人消費は、乗用車販売が減少したほか、大型小売店販売も振るわず、やや弱含み。住宅建築は、持家、分譲住宅が増加し、上向き。設備投資は、需要の先行き不透明感から、一部に投資抑制姿勢がみられ、伸び悩み。公共工事は、国、独立行政法人等が減少し、弱含み。輸出は、一般機械が減少し、低調。

生産活動は、主力の医療品が増加したものの、電子部品・デバイスが減少し、全体では横這い圏内。

観光は、温泉地への入込客が増加し、持ち直し。

雇用は、飲食・サービス業、医療・福祉などで新規求人数が増加するなど、上向き。

先行きは、海外経済減速の影響が懸念される。

【 東海 】

東海の景況は、観光が持ち直したものの、個人消費が弱含み、生産活動が横這いとなるなど、持ち直しの動きが一服。

個人消費は、乗用車販売が減少したほか、百貨店販売において衣料品が減少するなど、弱含み。住宅建築は、持家、貸家、分譲住宅いずれも増加し、足許増加。設備投資は、製図業で投資計画を積み増す動きがみられるものの、全体では横這い圏内。公共工事は、県、市町村が減少するなど、弱含み。輸出は、アジア向け輸送機械、鉄鋼などが減少し、弱含み。

生産活動は、一般機械が増加したものの、輸送機械、情報通信機械が減少し、横這い圏内。

観光は、国内客に加え、外国人客が増加し、持ち直し。

雇用は、卸・小売業、医療・福祉、宿泊業で新規求人数が増加するなど、緩やかな回復。

先行きは、緩やかな持ち直しに向かうとみられている。 

【 近畿 】

近畿の景況は、個人消費、住宅建築が上向きにあるものの、輸出、生産活動が弱含みとなるなど、足踏み

個人消費は、乗用車販売が減少したものの、大型小売店販売において食料品が増加するなど、やや上向き。住宅建築は、持家、貸家、分譲住宅いずれも増加し、上向き。設備投資は、製造業で投資計画を積み増す動きがみられるものの、非製造業で需要の先行き不透明感から投資抑制姿勢がみられ、全体では伸び悩み。公共工事は、府県、市町村が減少したものの、国、独立行政法人等が減少し、弱含み。輸出は、鉄鋼、半導体等電子部品、科学光学機器などが減少し、弱含み。

生産活動は、一般機械、電気機械、鉄鋼が減少し、弱含み。

観光は、観光地、温泉地への入込数が増加し、回復。

雇用は、有効求人倍率が上昇するなど、改善。

先行きは、海外経済減速の影響が懸念される。

【 中国 】

中国の景況は、観光が緩やかな持ち直し、雇用用情勢が改善基調にあるものの、輸出が弱含みとなるなど、横這い圏内

個人消費は、大型小売店販売が増加したものの、乗用車販売が減少するなど、横這い圏内。住宅建築は、持家、貸家、分譲住宅いずれも増加し、上向き。設備投資は、需要の先行き不透明感から一部に投資抑制姿勢がみられ、横這い圏内。公共工事は、国が増加したものの、県、市町村が減少し、横這い圏内。 輸出は、一般機械、自動車、鉄鋼が減少し、弱含み。

生産活動は、自動車が増加したものの、鉄鋼が減少し、全体では横這い圏内。

観光は、温泉地、観光地への入込客が増加し、緩やかな持ち直し。

雇用は、有効求人倍率が上昇するなど、改善基調。

先行きは、海外経済減速の影響が懸念される。 

【 四国 】

四国の景況は、雇用情勢が改善基調にあるものの、輸出、生産活動が弱含みとなるなど、横這い

個人消費は、大型小売店販売において衣料品が振るわず、乗用車販売も減少するなど、やや弱含み。住宅建築は、持家、貸家、分譲住宅いずれも増加し、足許増加。設備投資は、小売業、建設業で投資計画を積み増す動きがみられるものの、その他業種で投資抑制姿勢がみられ、全体では伸び悩み。公共工事は、国、独立行政法人等、市町村が減少し、足許減少。輸出は、一般機械が減少し、弱含み。

生産活動は、輸送機械、一般機械が減少し、弱含み。

観光は、観光地への入込客が増加し、上向き。

雇用は、卸売業、小売業、製造業で新規有効求人数が増加するなど、改善基調。

先行きは、緩やかな持ち直しに向かうとみられている。

【 九州 】

九州の景況は、観光、雇用情勢が持ち直しているものの、輸出、生産活動が弱含みとなるなど、横這い

個人消費は、大型小売店販売が飲食料品を中心に増加したものの、乗用車販売が減少し、足踏み。住宅建築は、持家が減少したものの、貸家、分譲住宅が増加し、横這い。設備投資は、需要の先行き不透明感から、一部に投資抑制姿勢がみられ、弱含み。公共工事は、独立行政法人等、市町村が減少し、低調。輸出は、中国向け鉄鋼、一般機械が減少し、弱含み。

生産活動は、鉄鋼、輸送機械、電子部品・デバイスが減少し、弱含み。

観光は、国内客に加え、外国人観光客も増加するなど、持ち直し。

雇用は、有効求人倍率が上昇したほか、現金給与総額も増加し、改善。

先行きは、海外経済減速の影響が懸念される。 

【 沖縄 】

沖縄の景気は、個人消費が持ち直し、観光が好調を持続するなど、拡大

個人消費は、乗用車販売が減少したものの、百貨店販売、スーパー販売ともに増加するなど、持ち直し。住宅建築は、持家、貸家、分譲住宅いずれも減少し、足踏み。設備投資は、貨物車販売、建築着工床面積ともに増加するなど、やや上向き。公共工事は、国、県、市町村が増加し、足許増加。輸出は、再輸出品、石油製品、金属鉱・くずが減少し、弱含み。

生産活動は、金属製品、鉱業が増加したものの、窯業・土石製品、食料品が減少し、横這い圏内。

観光は、国内客、外国人客ともに増加し、好調を持続。

雇用は、現金給与総額が増加、有効求人倍率も上昇し、緩やかな回復に向けた動き。

先行きは、拡大が続くとみられている。

 

協力:一般社団法人全国地方銀行協会