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各都道府県の地域経済トピックス 2015年9月 印刷
2015年 9月 24日(木曜日) 15:00

【北海道】緩やかながらも持ち直し基調を維持している。 

<ロシアのサケ・マス流し網漁禁止法に伴う道東の経済損失約185億円に> 

水産加工業が85億円、関連産業41億円、漁業33億円など。地域別では根室市が128億円、釧路市が37億円、厚岸町が20億円。

【青森県】緩やかなに持ち直している。 

<リンゴの7月の県外市場販売額、前年比25.9%増> 

26年県産リンゴの7月の県外出荷量は、前年比7.7%増の9,465トンとなった。これは前3か年の7月平均出荷量を2.4%上回る水準。

【岩手県】持ち直しに向けた動き。 

<釜石市の「橋野鉄鉱山・高炉跡」が世界遺産登録> 

「明治日本の産業革命遺産 製鉄・製鋼、造船、石炭産業」は全23施設を構成資産として世界遺産リストに登録された、「橋野鉄鉱山・高炉跡」がこれに含まれ、県では、平泉に次ぐ2件目となった。

 

【宮城県】全体として景気は、一部に弱い動きがみられるものの、震災復興需要などに伴い経済活動は総じて高水準で推移しており、基調としては緩やかに回復している。 

<宮城県が、「みやぎ移住・定住推進県民会議」を設置> 

7月に仙台市内および東京都内にワンストップ相談窓口「みやぎ移住サポートセンター」を開設。移住・定住の拡大を目指す。

 

【秋田県】緩やか持ち直しの動きが一服している 

<輸出、14か月連続の増加> 

7月の秋田船川税関支署管内通関輸出額は、中国・インドネシア・タイ向けの非鉄金属、中国・ドイツ・マレーシア向けの一般機械が増加し、全体で前年比37.6%増と14か月連続の増加。

 

【山形県】持ち直しの動きが続いている。 

<電子部品・デバイス 6月の鉱工業生産指数、前年比6.9%減で5ヶ月連続のマイナス> 

電子部品は同13.2%蔵で18か月連続のプラスとなっているものの、集積回路は同16.1%減、半導体素子は同22.6%減で6か月連続のマイナス。

 

【福島県】個人消費の一部や生産活動などが低調であるものの、公共投資や設備投資が依然として高い水準にあることなどから、全体では回復の動きが続いている。 

<「ふくしまディスティネーションキャンペーン」期間中観光客+12.2%> 

平成27年4~6月同キャンペーン期間中の観光客数は、1,332万人と前年同期比で+12.2%となり、第2四半期の観光客数としては震災後最多となった。

【茨城県】県内経済は、持ち直しの動きがみられる。 

<石岡市、急行バス「やさとフルーツ号」を運行>

石岡市は、9月から3か月間、朝日トンネルを活用し土浦・つくば方面の交通手段の確保のために、観光路線バス「やさとフルーツ号」を運行する。

【栃木県】一部に弱さがみられるものの、緩やかに回復している。 

<観光、持ち直し> 

主要観光地道路の通過車両台数(7月)は前年比+7.1%と前年を上回った。

【群馬県】消費増税後の反動減から緩やかな回復基調にあるものの、足許はやや鈍化している。 

<県内企業の原油価格下落影響調査> 

群馬経済研究所のアンケートによれば、原油価格下落により収益面でマイナスの影響を受けたとする企業は6%にとどまる一方、プラスの影響を受けたとする企業は38%を占めている。

 

【埼玉県】県内景気は、個人消費は緩やかに回復しているものの、生産活動が弱含むなど、足踏みしている。 

<個人消費が緩やかに回復> 

7月の大型小売店販売は、夏物商品の動きが良く前年比2.9%増。専門店販売のうち、家電大型専門店が同7.8%増などと増加。自動車販売は同5.4%減。

 

【千葉県】緩やかな回復している。 

<千葉県の宿泊客延べ2,120万人泊で全国4位> 

観光庁の2014年の宿泊旅行統計調査による。うち外国人は前年比30.2%増の267万人となり、東日本大震災前の10年を初めて上回った。

 

 

【東京都】都内の景気は、緩やかに回復している。百貨店、スーパーの売上は前年を上回り、公共工事や輸出、工業生産(6月)なども増加した。自動車販売や住宅着工数、公共投資は前年を下回った。

<都内を訪れた旅行者が都内で消費した観光消費額は約5.6兆円、前年比5.8%増> 

東京都が9月発表の「訪都旅行者数等の実態調査結果」による。その観光消費額が都内経済に及ぼす生産波及効果は約12.0兆円(同6.0%増)と過去最高になった。外国人旅行者による効果は約1.7兆円(同35.4%増)だった。

 

神奈川県】輸出や設備投資は持ち直しているものの、個人消費や生産が弱含んでおり、景気は横ばいの動きになっている。 

<県内上場企業の業績好調> 

県内上場企業123社の4~6月期決算は、売上高が前年比14.3%増の、経常利益も同50.6%の増益となり、前年水準を大幅に上回った。浜銀総合研究所の集計による。

【新潟県】横這いで推移している。 

<「雪冷熱活用データセンター」を津南町に建設> 

県は、雪をコンピュータの冷却源に使う「雪冷熱活用データセンター」を津南町に建設すると発表した。高断熱シートで覆って保管した積雪を夏場にデータセンターの冷房に利用することで、約35%の電気代の節約になるという試算もあるという。

 

【山梨県】足踏み状態。 

<小仏トンネルの渋滞対策事業、着工認可> 

国土交通省は、8月5日、中央自動車道上り・小仏トンネル付近の渋滞解消を目的とした新たなトンネル建設などの着工を認可した。

【長野県】回復に向けた動きに弱さもみられる。 

<個人消費、横這い> 

7月の大型小売店売上高は、前年同月比+2.7%となり、4か月連続で前年を上回った。衣料品や身の回り品は、クリアランスセールの開始時期が7月にずれ込んだこともあり、前年を上回って推移した。

 

【富山県】一部に弱さも見られるが、緩やかな回復基調が続いている。 

<輸出、弱めの動きとなっている> 

伏木港の通関輸出額は前年度比で6月8.6%減、7月12.8%減と6か月連続の減少。

 

 

【石川県】県内経済は緩やかな回復基調が続いている。 

<北陸地区で大手に出店ラッシュが続いている>

北陸新幹線金沢開業効果もあり、国内外の観光客が増加し、全般的に消費行動が旺盛である。7月には隣県でアウトレットがオープンし、8月には会員制の量販店「コストコ」もオープンした。

 

【福井県】個人消費については、消費税率引き上げに伴う駆け込みの反動減の影響が残るものの、全体では緩やかな持ち直しの傾向が見られる。 

<輸出、持ち直しの動きがある> 

7月の敦賀港・福井港の通関輸出額は前年同月比14.8%増加。地場産業の眼鏡枠・眼鏡は、7月の輸出実績は前年同月比9.9%増加。

 

【岐阜県】横ばいで推移。 

<景気動向指数が2か月ぶりの下降> 

5月の岐阜県の景気動向指数(平成22年=100)は、先行指標が96.9、一致指数が114.5と2ヶ月ぶりに下降。遅行指標が145.4と2か月ぶりの上昇となった。

 

【静岡県】回復は足踏み状態にある。 

<世界遺産となった韮山反射炉にぎわう> 

韮山反射炉は、登録後1か月で観光バス500台超、約47千人と前年比9.5倍の入場者数を記録した。しかし、最寄りの伊豆長岡温泉の宿泊客の増加には至っていないという。

【愛知県】横ばいで推移。 

<トヨタ自動車の7月国内生産は29.7万台> 

トヨタ自動車の7月国内生産(単体)は21.5 万台(前年同月比96.8%)と2か月振りに前年同月実績を下回った。国内販売は、13.7万台(前年同月比93.4%)と2か月振りに前年同月実績を下回った。

 

【三重県】景気は上向いている。 

<県内企業の業況判断は、マイナス幅が縮小> 

百五経済研究所の調査による。27年度上期の業況判断BSIは、▲5.5と3期連続マイナスながら、前期の▲8.3からやや持ち直し、マイナス幅が2.8ポイント縮小した。

 

【滋賀県】一部で弱含みの状態が続いているものの、前向きの動きがみられるようになり、全体に足踏み状態から上向きはじめたと考えられる。 

<生産活動、鉱工業生産指数が上昇> 

6月の鉱工業生産指数は前月比2.0%上昇し2か月ぶりの上昇。鉄鋼や窯業・土石などは低下したものの、金属製品や化学、プラスチック製品、食料品などは上昇。

 

【京都府】企業部門は生産が幾分頭打ち傾向も水準は堅調レベルを持続。家計部門は一部に弱い動きが残るが、総じて底固く持ち直し。全体では緩やかな回復基調にある。 

<清酒、基調は底入れ気配> 

伏見の清酒蔵出量は、4月前年比+24.9%、5月同▲3.9%、6月は同+8.2%と2か月ぶりに前年を上回り、一進一退の推移が続く。

【大阪府】持ち直しの中、一部低調な動きあり。 

<大阪万博誘致難航> 

大阪府の松井知事が目指す2025年の国際博覧会の大阪誘致が難航している。多額の費用負担が生じる経済界に消極論が強いため。2005年の愛知万博では国と地元自治体、経済界の3者が会場建設費を等分負担(各450億円)した。

 

【奈良県】一部に弱さが残るものの、緩やかな持ち直しの動き。 

<奈良県桜井市が地域ブランド認定事業> 

「桜井らしさ」の個性と魅力を持つ優れた産品や加工品、サービスを「大和さくらいブランド」として認定し、販売支援し、地域経済活性化などにつなげる。

 

【和歌山県】一部に持ち直しの動きがみられるも、全体的に弱含み。 

<セールスフォース・ドットコムが白浜町にサテライトオフィスを開設予定> 

総務省が募集した「ふるさとテレワーク推進のための地域実証実験」の一環。ITを活用して、地域でも都市部と変わらず働くことができる環境を構築するための試み。

【兵庫県】緩やかに回復している。 

<特許庁の地域ブランド「豊岡鞄」登録10年目 

徐々に知名度がアップする中、兵庫県鞄工業組合が百貨店のバイヤーを招いた初の現地展示会を豊岡市で開いた。市内のメーカー11社が新作を含む200点を展示。

【鳥取県】住宅着工戸数は、総数で前年比2か月連続の増加、生産は、鉱工業生産指数、出荷指数とも前月比2か月連続の上昇がみられ、再び持ち直しに転じつつある。 

<サントリープロダクツが「天然水奥大山ブナの森工場」を拡張> 

主力製品の「サントリー奥大山の天然水」の増産に加え、炭酸水や香りを入れた水の生産も始めると発表した。

【島根県】生産活動に足踏み感はあるものの、設備投資に前向きの動きが出ており、個人消費に持ち直しの兆しがみられ、雇用情勢も改善傾向にあるなど、基調としては緩やかに持ち直している。 

<宍道湖のヤマトシジミの漁獲対象資源量は約23千トン> 

島根県水産技術センター内水面浅海部によれば、宍道湖のヤマトシジミの資源量は平成22年春季から平成25年春季にかけて減少基調にあったが、平成25年秋季に増加に転じてからは高水準で推移している。

 

【岡山県】駆け込み需要の反動減の影響が和らぎ、緩やかに回復。 

<岡山県の4~6月期の自社業況総合判断BSI▲0.4と改善>  

岡山県の4~6月期の自社業況総合判断BSIは▲0.4(前回▲6.5)と改善するも、5期連続でマイナスとなった。先行き7~9月期は慎重な見方が多く、▲0.9と0.5ポイント悪化すると見込む。

【広島県】緩やかに回復している。 

<個人消費、底堅く推移している> 

7月の乗用車新車販売台数(前年同月比▲7.3%)が前年を下回ったものの、百貨店販売額(同+3.2%)、スーパー販売額(同+3.2%)と前年比プラスとなった。

【山口県】天候不順の影響などで個人消費にやや弱めの動きがみられるものの、生産活動は底堅く推移しており、雇用情勢も改善傾向が続くなど、景気は緩やかに回復している。 

<中国エリア初の商用水素ステーション「イワタニ水素ステーション山口周南」が完成> 

㈱トクヤマと岩谷産業㈱の合弁山口リキッドハイドロジェン㈱がカセイソーダを生産する際に生じる水素ガスを活用して製造した液化水素を貯蔵し、気化して販売する。

 

【徳島県】景気は緩やかに回復基調が続く。 

<住宅建築、弱含み>

7月の住宅着工戸数は、持家が前年比1.9%減少し、貸家も同34.0%減少、全体でも同28.6%の減少。

 

【香川県】緩やかな回復を続けている。

<県内の在留外国人が6年ぶりに過去最高に>

仕事や語学留学などで来日し、県内で生活している在留外国人数が2014年12月末現在で前年同期より436人多い8,946人に上り、6年ぶりに過去最高を更新。

【愛媛県】個人消費は力強さを欠くも、緩やかな回復基調が続く。

<輸出、回復基調>

7月の輸出額は、輸送用機械、鉱物性燃料、化学製品、原料別製品などで前年を上回り、全体では前年同月比64.6%増と大幅に増加し、5か月連続で前年を上回った。

【高知県】一部に弱さが残るものの、全体としては緩やかな持ち直しの兆しがみられる。

<高知県産「土佐備長炭」が全国一位に>

土佐備長炭の2014年の生産量が1225.2㌧に上り、和歌山県産「紀州備長炭」を51年ぶりに上回って全国一位になった。

 

【福岡県】輸出、住宅投資、設備は持ち直し、雇用情勢は改善している。

<福岡空港、19年度民営化へ>

国土交通省は福岡空港を、国内線の新ターミナルビルが完成予定の2019年度をめどに民営化する方針を発表した。

 

【佐賀県】低調ながら、一部持ち直しに向けた動きが続くとみられている。

<8月31日、「平成の薩長土肥連合」が締結された>

明治150年に当たる2018年に向けて、「薩長土肥」と称された鹿児島県、山口県、高知県、佐賀県の4県が連携して観光PRを行う「平成の薩長土肥連合」の締結式が都内で行われた。

 

【長崎県】持ち直しの動き。

<公共工事、減少傾向>

7月の公共工事請負額は、市町(6.3%減)で前年を下回ったものの、国(42.4%増)、県(1.2%増)は前年を上回り、全体では前年同月比0.8%増と3か月ぶりの増加。

【熊本県】緩やかではあるが回復しつつある。

<輸出、増加>

7月の県内通関輸出額は、一般機械などが減少したものの、鉄鉱、輸送用機械などが増加したことから、全体では前年比14.5%の増加となった。

 

大分県】緩やかながら持ち直しの動きがみられる。

<キャノンが安岐事業所内に総合技術棟を建設すると発表>

キ工場であるキャノンは、デジタルカメラの基幹工場である大分キャノンの安岐事業所内に自動生産設備の研究開発を行う総合技術棟を建設すると発表。総投資額は約133億円で、2016年末稼働目標。

【宮崎県】一部に緩やかな持ち直しの兆し。

<輸出、増加>

7月の細島港通関輸出額(確報)は65億36百万円(前年比23.5%増)と前年比8か月連続で増加。中国、米国、タイ向けのプラスチック、インド、イタリア、中国向けの繊維用糸及び繊維製品などが増加。

【鹿児島県】最近の県内景況は、雇用関連が堅調に推移し、消費関連にも持ち直しの動き、投資関連の一部にやや持ち直しの動きがみられる。一方で、観光関連がやや弱含み、さらにさらに生産活動が弱含むなど、全体として弱い動きが続いている。

<県内企業売上高、増収50社、5年ぶり減>

東京商工リサーチによると14年度の県内企業の売上高ランキングによると、上位100社のうち増収企業は前年比28社減5年ぶりに減少した。

 

【沖縄県】消費関連、観光関連が好調に推移し、建設関連も概ね好調なことから、県内景気は拡大の動きが強まっている。

14年の沖縄修学旅行入込実績>

沖縄県観光政策課によると、14年の沖縄修学旅行入込実績は、学校数は前年比2.4%増の2,555校、人数は3.4%増の45万959人と2年連続の増加となった。

 

取材協力:一般社団法人全国地方銀行協会

最終更新 2015年 9月 24日(木曜日) 15:01