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国保赤字拡大3585億円、14年度 加入者減・高齢化で医療費増 印刷
2016年 2月 13日(土曜日) 00:48

厚生労働省は9日、自営業者や非正規社員が加入する国民健康保険(国保)の2014年度の赤字が、3585億円と前年度から447億円悪化したと発表した。赤字幅は4年ぶりの大きさとなる。加入者の減少で保険料収入が減る一方で、高齢化により1人あたりの医療費が伸びているためだ。政府は厳しい国保財政を支えるため、15年度から補助を増やす。全国の1716市町村が運営する国保の財政を集計した。保険料収入は3兆571億円と507億円減った。加入者が3302万人と95万人減ったことが響いた。75歳を迎えて後期高齢者医療制度に移る人が増えているほか、主婦が働き始めて被用者保険に移る動きも目立っている。