格安航空会社（LCC）ピーチ・アビエーション（大阪府）の井上慎一最高経営責任者（CEO）が２日、仙台市内で記者会見し、「低運賃で東北と関西の往来を活発にし、東日本大震災からの復興に役立ちたい」と述べ、12日に就航する仙台－関西線にあらためて期待感を示したと河北新報社が報じた。井上氏は「香港や台湾では観光地としての仙台、東北の人気は根強い」と利点を指摘した。「関西空港を経由する外国人の利用も期待できる」とも語った。　復興支援策として、第１便（１往復）の売り上げ相当分を寄付し、大阪府内で暮らす被災者や避難者約300世帯の帰省費用に使ってもらう考えも明らかにした。LCCとして東北初就航となるピーチは、１日４便（２往復）で運航を始め、今年９月には６便（３往復）に増やすという。