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東方通信社発行 学苑報
粘土層滑って津波巨大化か 海洋機構チーム |
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2013年 12月 09日(月曜日) 23:11 | |||
各紙によれば東日本大震災の震源近くの海底の地下に、薄い粘土層の断層があったという調査結果を、海洋研究開発機構などの研究チームがまとめた。プレートが滑りやすくなり、津波が巨大化した可能性があるという。6日付の米科学誌「サイエンス」に掲載される。震源域は陸側のプレートの下に海側のプレートが沈み込んでおり、東日本大震災では、その境界部分が滑って海底が隆起し、津波が起きたと考えられている。研究チームによると、海洋機構の地球深部探査船「ちきゅう」で仙台沖約220キロ・メートル、深さ約7900メートルの海底を掘削したところ、プレートの境界に厚さ約5メートルの粘土層があった。この粘土を使った実験で、プレート同士の摩擦熱で粘土層に含まれた水が膨張してプレートが滑りやすくなり、海底が大きく盛り上がった可能性があることが分かったという。
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