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東方通信社発行 学苑報
昨年より25日も早く流氷が接岸 紋別の「流氷観光」がいよいよスタート!! |
2013年 3月 07日(木曜日) 00:00 | |||
冬のオホーツク観光といえば「流氷」が代名詞。昨年12月には海水温が高いことから「アムール川(ロシア)の水が凍ってできる流氷は小規模になるだろう」と予測されていたが、今年も見応えタップリの流氷がオホーツクに押し寄せてきた。今号もオホーツク紋別空港ビル代表取締役専務の久慈法夫氏にオホーツクの?旬?をレポートしてもらった。 1月7日の札幌管区気象台の予報では、オホーツク沿岸から肉眼で目視できる「流氷初日」は例年通り1月下旬との見通しだった。ところが、12月から1月にかけて例年にない寒波が押し寄せ、昨年より4日早い1月16日には「氷海展望塔オホーツクタワー」から流氷の白い帯が目視観測でき、「流氷初日」となった。 さらに同日、オホーツク・ガリンコタワー?は「流氷砕氷船ガリンコ号?」の試験運航を実施し、沖合い8??まで迫った流氷帯に突入し、流氷の大きさや厚さなどを確認した。また、1月17日には時間とともに流氷が接岸し、船舶が航行できなくなる「流氷接岸初日」を観測した。 一方、スケソウやニシンの冬漁に出漁していた沖合底引船は強烈な寒波到来により、1月16日で今冬最後の操業に終止符を打った。沖合底引船が回航すると紋別港は冬眠状態となるが、アザラシや野鳥の楽園となり、いよいよ「流氷観光」が本番を迎える。1月20日には流氷砕氷船「ガリンコ号?」の安全祈願祭が実施されたが、昨年より25日早い流氷接岸に「これで流氷観光が盛り上がる」といった安堵の声も聞こえた。「流氷観光」の盛り上がりとともに、オホーツク紋別の冬期間の一大イベントである「第51回もんべつ流氷まつり(2月8日~11日=4日間)」が本格化した。流氷まつりでは自衛隊が制作するメイン氷像「東京駅」や市民有志によるミニ氷像などが展示されるが、それには約1万2000本の氷柱が使用された。来年のまつりには是非とも足を運んでみてほしい。 さて、最近の紋別は流氷観光で大いに盛り上がっているので、主なイベントを紹介してみたい。1月20日から2月24日までは「オホーツク流氷公園雪山遊び」、1月20日から3月31日までは流氷砕氷船「ガリンコ号?」の運航、2月1日から17日までは「ロマンティックツアー」の実施、2月1日から24日までは「流氷アイスランド共和国」の開国、2月1日から28日までは「観光ガイド付き!シーアイス号で行く オホーツク紋別まるごと満喫観光」の実施、2月8日から11日までは「第51回もんべつ流氷まつり」の開催・「氷灯りの街2013ステージ」の実施、2月24日は「第10回流氷遠足」の実施など、連日のようにイベントが開催される。詳しくは紋別観光協会事務局(?0158-23-9000)に問い合わせるか、同協会のホームページをチェックしてみてほしい。 近年、地球温暖化などの影響で危惧されている流氷だが、今年も無事に接岸してくれた。昨年は流氷が約2カ月間にわたって滞在し、大規模な流氷群が見られるなど、ガリンコ船での流氷体験は大迫力だったが、はたして今年はどうなるだろうか。各種イベントが成功裏に終了することを切に期待したい。
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最終更新 2013年 3月 07日(木曜日) 16:12 |