経済ニュース
きふきふ*ふるさと往来クラブ
在日新華僑
東方通信社発行 学苑報
「飛騨高山」と「白川郷」に残る 伝統的な街並みとモノづくり |
2010年 7月 16日(金曜日) 16:08 | |
中部地方の内陸県で、日本のほぼ中央部に位置する。面積は1万621平方㌔㍍、人口は210万人。地形は変化に富んでおり、北部の飛騨地方は飛騨山脈をはじめとする山岳地帯にほぼ占められているが、南部の美濃地方には濃尾平野が広がっている。とくに木曽川、長良川、揖斐川の合流域は水郷地帯で、海抜0㍍以下の場所も多い。こうした地域では、水害から身を守るため「輪中」と呼ばれる堤防で囲まれた集落が実践されている。
濃尾平野では稲作が盛んだが、県内に山岳地が多いため林業が発展してきた。なかでもヒノキの産出量は日本有数である。 岐阜県内の観光名所の代表といえば飛騨高山があげられる。豊臣時代の領主、金森長近が京都を模してつくった町で、江戸時代以来の城下町、商家町の姿が保全されている。「飛騨の小京都」と呼ばれる由縁である。有馬温泉、草津温泉とともに日本三名泉のひとつに数えられる下呂温泉も大人気だ。白川郷の集落に残存する伝統的な建築様式「合掌造り」の民家は、「白川郷の合掌造り」としてユネスコ世界文化遺産に登録されている。高山郊外の「飛騨の里」や下呂温泉「合掌村」にも合掌造りの民家が多数移築されている。 名物には飛騨牛、中津川の栗きんとん、自家製味噌にネギや山菜や椎茸をからめ、朴の葉に載せて焼いた郷土料理「朴葉味噌」などがある。
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最終更新 2010年 8月 03日(火曜日) 11:37 |