西部が日本海に面する東北地方の一県。人口は約117万人で面積は9323.46平方㌔㍍。宮城県との県境にあたる東側には奥羽山脈、県西部には朝日連峰を擁するため、そのほとんどを山岳地が占めている。県中央部には日本三大急流のひとつである最上川が流れている。江戸期の俳人・松尾芭蕉が「五月雨を集めて早し最上川」と詠んだことから、彼の足跡をたどる一環として最上川の川下りが行われるようになった。東北地方の大半と同様に、冬は大雪に見舞われるが、春から夏にかけては気温が上がりやすく、猛暑になることもある。1933年7月には40.8度を記録している。