横内正明知事

（よこうち・しょうめい）

大きな発展の可能性を秘めた山梨に注目

山梨県は、東京という大消費地に隣接する地の利のもと、高度な技術を持つものづくり産業が集積し、また、富士山など豊かな自然に恵まれた観光地でもあります。さらに近年は、果物やワインの輸出など、県産品の新たな市場進出のほか、リニア中央新幹線や中部横断自動車道の整備の進展、燃料電池等クリーンエネルギー関連産業の集積など、大きな発展の可能性を秘めています。今後の山梨にぜひ注目してください。

次の一手

産業や農業の振興などを通じて、雇用の確保や県財政の基盤の強化を進めたい。また、県民や山梨県を訪れる方々にとって住み良さや癒しを提供し、地球環境への貢献も果たすため、クリーンエネルギーの導入促進や美しい景観づくりなど、環境関連政策を積極的に進めたい。

産業栽培指標

項　　目

人口 86万7000人

県内総生産 3兆2364億円

農業産出額 764億円

漁獲量 －

肉用牛飼育頭数 7520頭

事業所数 4万9354件

労働力人口 45万4000人

完全失業率 4.4%

一世帯あたり貯蓄額1021万

合計特殊出生率  7.8

高齢化率24.3%

食料自給率19%

開業率5.3%

廃業率5.5%

NPOの数326

地域ブランド10

農商工連携の数8

大学発ベンチャーの数5

経営革新承認企業数314

エコファーマーの数7755

http://www.pref.yamanashi.jp/

山梨県は中部地方の南東部に位置する県で、古くは甲斐国といった。人口86万5676人、県庁所在地は甲府市。県の中央部に盆地（甲府盆地）が広がり、その周りをぐるりと山地が取り囲んでいる。南部は富士山と丹沢山地、西部は駒ヶ岳・北岳、白根山など3000㍍級山々が並ぶ赤石山脈、北部から東部にかけては八ヶ岳や秩父山地がそびえている。甲府盆地は夏はむし暑く、冬は寒い内陸型の気候、八ヶ岳や富士山などの山麓周辺は夏は涼しく冬は寒いという高冷地気候である。