経済ニュース
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在日新華僑
東方通信社発行 学苑報
夏の風物詩「阿波踊り」が世界的に有名 |
2010年 7月 06日(火曜日) 16:25 | |
四国の東部にあり、東部〜南部は太平洋に面し、北部は讃岐山脈をへだてて香川県に接している。明石海峡大橋で徳島県と兵庫県は結ばれている。面積は4146.59平方㌔㍍、人口785.327人。全体的に山が多く、県の面積の約85㌫を山地が占める。とくに徳島平野以南にそびえる四国山地は、西日本でも有数の険しい山岳地帯として有名である。 また、北部の讃岐山脈と南の剣山地の間には、四国一の流域面積を誇る吉野川が流れており、紀伊水道に注いでいる。そのほか、勝浦川、那賀川など、水量が豊富な河川が多数ある。 江戸時代から明治時代末期まで、染料に使用する藍の一大産地として知られてきた。20世紀になって藍の生産が低下すると、クワやダイコンが栽培されはじめ、戦後は野菜の栽培が盛んになった。現在は吉野川北岸地域・河口付近をはじめさまざまな野菜が栽培され、主に京阪神方面での市場でトップシェアを誇る。なかでも、鳴門金時に代表されるサツマイモ、スダチ、レンコン、イチゴ、においては全国でも有名なブランド力を築き上げている。また、畜産業も盛んで、地鶏である「阿波尾鶏」は出荷数全国トップである。漁業は紀伊水道に面した沿岸で沿岸漁業が行われており、ワカメやハマチなどの養殖が多い。太平洋側ではマグロ、イワシなどが獲られている。工業に関しては食料品・家具などの軽工業が中心。そのほか、鳴門市では化学工業、阿南市は世界一のLED生産地域となっている。ちなみに、県内に病院が多く、人口に対する医師・歯科医師・薬剤師の割合が全国二位という特色もある。 観光で有名なのは北東部の淡路島との間にある鳴門海峡の「鳴門の渦潮」。潮の流れが速く、渦潮を発生させることで知られており、全国から多くの観光客が訪れている。また、毎年8月に行なわれる「阿波踊り」は、400年の歴史をもち、日本有数の祭りとして全国的に有名である。特に、徳島市の阿波踊りは全国から約130万人の人出でにぎわう。 名物は半田そうめん、徳島ラーメン、伝統工芸品は阿波正藍しじら織、阿波和紙など。
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最終更新 2010年 10月 14日(木曜日) 16:24 |