経済ニュース
きふきふ*ふるさと往来クラブ
在日新華僑
東方通信社発行 学苑報
焼き物や温泉で知られる 九州随一の農業立県 |
2010年 7月 06日(火曜日) 16:40 | |
九州地方北西部に位置し、面積は2440平方㌔㍍、人口は約85万人。北東の山地から南東の佐賀平野にかけては福岡県との県境をなし、西部は溶岩台地と緩やかな丘陵地が広がっている。気候は基本的に温暖だが、山地と平野による気候差がある。 コン、大豆といった穀物を主とした農業が発展し、玄界灘に面する北西部ではイチゴ、ミカン、ナシといった果樹農園や畜産業が盛ん。なかでも「佐賀牛」は全国ブランドとして知られる。さらに、玄界灘と有明海で漁業が盛んで、とくに海苔の生産が多く、日本一の年間収穫量を誇る。玄界灘側ではアジ、サバ、イカなどの水揚げ量が多く、なかでも呼子港で獲れるイカを求めて訪れる観光客も多い。 玄界灘の海辺は景勝地としても知られており、唐津市の虹の松原、七ツ釜の海食洞などが有名なほか、海水浴やマリンスポーツなどの利用客も多い。そのほか、唐津市には市内を一望できる天守閣を備えた唐津城、豊臣秀吉が朝鮮出兵の際に拠点とした名護屋城跡がある。11月上旬には豪華な漆の一閉張りの山車が町を廻る「唐津くんち」が開かれ、毎年多くの観光客が集まる。一方、有田町には有田焼の窯元や店、有田陶器美術館などがあり、4月末~5月初旬には有田陶器市が開かれる。また、神埼市、吉野ヶ里町には弥生時代の大規模な環濠集落跡である吉野ヶ里遺跡があり、古代日本の生活を知るうえで欠かせない史料を有する。 温泉地が豊富にあり、嬉野市の嬉野温泉は美肌の湯として知られ、武雄市の武雄温泉は楼門と武雄温泉新館が重要文化財に指定されている。 特産品には有田焼、志田焼、黒牟田焼、多々良焼、肥前吉田焼など、由緒正しい焼き物が数多く存在する。また、名物には小城羊羹や松露饅頭、嬉野茶、丸ぼうろ、逸口香、けえらん、サルボウ、コウライアカシタビラメなどがある。
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最終更新 2010年 10月 20日(水曜日) 13:07 |