太宰府天満宮

九州本島の北部に位置し、北西は玄界灘、東は周防灘、南は有明海に面する。関門トンネルと関門大橋で本州と結ばれている。人口は九州でもっとも多い約506万人。面積4976平方㌔㍍。また、県内には福岡市と北九州市のふたつの政令指定都市がある。

柳川川下り

県庁所在地の福岡市は政治・経済・文化・交通の規模ともに九州最大の都市である。福岡空港から韓国や中国、台湾など、アジア各国の主要都市への航空路、博多港と韓国の釜山港を結ぶ定期船がある。

県庁所在地の福岡市は政治・経済・文化・交通の規模ともに九州最大の都市である。福岡空港から韓国や中国、台湾など、アジア各国の主要都市への航空路、博多港と韓国の釜山港を結ぶ定期船がある。

明治時代には筑豊地方や大牟田地方に炭田の開発がすすみ、1901年（明治34年）には北九州市に官営製鐵所（現・新日本製鐵八幡製鐵所）が操業。以来、日本の重工業の先進地帯として発展し、鉄鋼業・製造業が中心の北九州工業地帯ができた。現在は自動車や半導体、電機関連の工場による工業団地が集積視している。他方、卸売業や小売業・販売業のほか、ITソフトウェア関連のサービス業などが伸びており、現在は県内産業の約80㌫を第三次産業が占めている。

農業産出額では全国16位にとどまっているが、種苗・苗木の生産は日本一。また、イチゴは全国2位の出荷率を誇り、なかでも「あまおう」「博多とよのか」といった銘柄で知られる。また、小麦は全国2位、菊は全国3位の出荷量を誇る。北に玄界灘・響灘、東に周防灘、南西に有明海があることから、水産資源も豊富だ。玄界灘・響灘では、鯖、鯵、イカ、フグなど、周防灘ではカレイ、ワタリガニやカキ、有明海ではノリなどが数多く水揚げされている。

観光名所としては、飛鳥時代後半に建てられた政府の一機関である太宰府跡や太宰府天満宮といった社寺や旧跡、スペースワールドやマリンワールド海の中道といったテーマパークが有名。また、毎年5月には福岡市内で「博多どんたく」という祭りが開催され、毎年200万人以上が訪れる。

名産品は博多人形や博多織や久留米かすり、小石原焼など。郷土料理であるモツ鍋、辛子明太子、豚骨ラーメンなどは全国的に親しまれている。