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Home ぐるっと日本 北陸 富山県 雲上で自然の大パノラマを体感 立山黒部アルペンルートの魅力
雲上で自然の大パノラマを体感 立山黒部アルペンルートの魅力 印刷
2010年 7月 07日(水曜日) 23:31

2010092811
砺波チューリップ公園.

黒部川や神通川などの急流が注ぐ日本海側に富山平野が広がり、南には北アルプスがそびえる。面積は4247平方㌔㍍、人口は約110万人。耕地面積のうち水田面積の占める割合が日本一高く、富山平野は日本有数の米の単作地帯となっている。扇状地では、刈り取り後の水田に粘土を流し込んで、水もちをよくする土地改良が行われてきたという。また、富山平野、砺波平野ではチューリップの球根やスイカ、ナシなどの栽培が盛ん。とくにチューリップの球根の生産量は日本一で、「砺波チューリップ公園」は有名な観光地として知られる。

富山県立山町から長野県大町市をつなぐ立山黒部アルペンルートは、日本を代表する山岳観光ルートとして日本国内のみならず、海外でも人気がある。ほぼ全区間が中部山岳国立公園内にあり、みくりが池や黒部ダムをはじめとする多くの景勝地がある。黒部ダムとその水を利用している黒部第四発電所は、1962年に関西電力が7年の歳月をかけて建設。黒部ダム建設の物語は小説や映画の題材としても使われてきた。そのほかにも県内には水力発電所が多いことから、高岡市付近ではアルミ産業などが発展した。

富山を代表する産業のひとつとして、医薬品製造がある。薬の行商や医薬品の配置販売業は「富山の薬売り」と呼ばれ、全国的にも有名。その歴史は300余年前にまでさかのぼる。また、高岡市では銅器製造が盛んであり、銅像、仏具、梵鐘など多様な製品を生産し、全国シェア90%以上を占めている。

日本の伝統的な建築様式「合掌造り」は岐阜県飛騨地域にあることで知られているが、富山県内の五箇山地区にも数多く残されており、世界遺産に指定されている。

毎年9月に富山市八尾町で開催される伝統行事「おわら風の盆」の人気も高く、民謡に合わせた優雅な踊りを見物するために、3日間で約25万人もの観光客が訪れる。名物としては、ホタルイカやシロエビ、ブリといった新鮮な海産物があげられる。
最終更新 2010年 9月 28日(火曜日) 14:12