夏にも生ガキを安全に食べられるよう、広島県立水産海洋技術センターが新たな浄化技術を開発した。これまで、県産の生ガキの出荷解禁は10月だったが、今年は7月中旬に飲食店に出荷を始める。県によると、カキを10~15度ほどの冷たい海水で管理し、紫外線を照射するなどして、食中毒の原因となる細菌を除去。4日以上かけて浄化する。出荷するのは、品種改良したブランド「かき小町」が中心。産卵しないよう品種改良しており、夏でも大ぶりに育つのが特徴だ。
大きな数珠を輪になって回し豊作や無病息災を祈願する「大数珠回し」が21日、岡山県新見市で行われたとKSB瀬戸内海放送が報じた。新見市哲西町の阿弥陀堂に古くから伝わるもので、毎年、夏の土用の時期に行われている。お堂に集まった約20人が輪になり、念仏を唱えながら大きな数珠を時計回りに絶え間なく回していく。桐で作られた数珠玉は煩悩の数と同じ108個で、長さは12メートル。
飲食店経営のA.C.E.(エーシーイー、広島市)は23日、島根県浜田市の特産品を販売する店舗を広島市に開いた。浜田港で水揚げされたノドグロやアジの一夜干しに加え、有機野菜など300点を超える商品を取りそろえる。同社の井出祐之代表取締役は「山陰の食文化を広島県民や観光客にアピールしたい」と話した。1階の店舗の延べ床面積は約116平方メートル。2階と3階は飲食店となっており、島根県と広島県の食材を使った料理や日本酒が味わえる。
お盆やお中元の贈答用に人気があるハウス栽培の20世紀梨の査定会が26日、鳥取県湯梨浜町龍島の公民館であった。県内各地から150個が持ち込まれ、JA職員が大きさや色、重量、糖度などを調べた。平均糖度は、7月の日照不足などからここ15年で最低の10.1度だった。今後、晴れの日が続けば甘みがでてくるという。
国立科学博物館の巡回展「ノーベル賞を受賞した日本の科学者」が、宇部市立図書館で開かれている。宇部高出身で京都大特別教授の本庶佑さんら科学分野での受賞者23人の功績などを紹介し、来館者たちが関心を寄せている。30日まで。山口大工学部が創立80周年記念事業として開催。1949年に日本人で初めてノーベル物理学賞を受賞した湯川秀樹博士以降、歴史に名前を刻んだ科学者たちの研究成果や経歴をロールスクリーンパネルで紹介。