アメリカのオバマ大統領は21日、金融規制改革法案に署名しました。これは2年にわたるアメリカ金融規制改革の法整備が完了し、ウォール街が新しい金融時代を迎えることを意味します。
金融規制改革法案はオバマ政権が今年3月に署名した医療改革法案に次ぐもう一つの立法法案となります。ただし、法案については危機予防の有効性において依然として論争があります。
(翻訳:huangjing)
楊外相はASEAN・中日韓外相会議に出席し、「ASEANと中日韓は協力の内容を豊富にし、協力レベルを向上させ、東アジア経済社会の協調的で 持続可能な発展を促進する」とした上で、「東アジア地域の協力はチェンマイ・イニシアティブ多極化メカニズムの実施と完成に力を入れ、東アジア自由貿易エ リアの建設に推進していく必要がある」と提案しました。
また、東アジアサミット非公式外相協議に出席した際、楊外相は「東アジアサミットは戦略フォーラムとしてマクロの観点で、地域の安定かつ 持続可能で、均衡の取れた成長を促進し、更なる発展など重要な課題について引き続き討議を行う必要がある」とした上で、「東アジア地域構造の変化は東アジ アの平和と発展、協力、繁栄に有利であり、東アジアの多様性という特性に合致するべきである。変化する地域構造に応じてはASEANの主導的な役割を堅持 すべきである。中国はASEAN合意を十分尊重し、それについて各方面と意思疎通を保つことを願っている」と述べました。(翻訳:HUANGJING)
中国の陳徳銘商務相は21日北京でWTO・世界貿易機関のラミー事務局長と会談し、「中国はこれまでどおりドーハラウンド交渉を推進していく」と表明しました。
これに対してラミー事務局長は「2011年にドーハラウンド交渉が協議に達しないとなると、WTOの信用にも影響を与える」と述べました。
陳徳銘商務相は「ドーハラウンド交渉を支持するという中国の立場は変わらない。次回の交渉を推進するために、WTOの加盟メンバーは2011年の交渉というチャンスを逃さず、具体案を基に突破口を求めていく必要がある」と語りました。
ラミー事務局長はこれについて「ドーハラウンド交渉がスタートして9年近くが過ぎた。交渉で実質的な進展をあげるためには、各加盟メン バーが共に努力していく以外に、G20(主要20カ国)がソウル首脳会合を通じて積極的なシグナルを出し、交渉により多くの政治的な支持を提供していくこ とが必要だ」と強調しました。
中国外務省の秦剛報道官は21日、東アジアサミット拡大について記者の質問に答え、「中国はASEAN(東南アジア諸国連合)の共通の認識事項を尊重し、関係各方面と話し合った上で、協調の一致を図りたい」と語りました。
報道によりますと、ASEAN外相会議では、東アジアサミット拡大について討議され、ロシアとアメリカの加盟が討議されたということです。この件はASEANと中日韓との外相会議、東アジアサミット非公式外相会議で、ASEAN側から関係各方面に通報されています。
これを受けて秦剛報道官は、「中国は東アジア諸国の協力が開放的かつ包容的なものであるべきだと一貫して主張している。地域の枠組み構造 の変化は東アジアの平和、発展、協力と繁栄を促し、東アジア諸国の多様性に見合ったものでなくてはならず、地域協力メカニズムの相互補完性を生かし、共同 の発展を求めるべきだ。地域の枠組み構造がいくら変化しても、ASEANは主導的な役割を果たすべきだ」と語りました。(07/22 翻訳者:Lin)
アメリカの中央銀行に当たるFRB・連邦準備制度理事会のバーナンキ議長は21日、アメリカ経済の先行きについて「依然として異常なほど不確実だ。必要があれば、物価の安定を確保しつつ、経済成長に向けた一段の措置を講じる用意がある」との見解を示しました。
バーナンキ議長はこの日、上院で金融政策に関する半年に一度の報告を行い、アメリカの経済成長率について、今年が3から3.5%、来年は 3.5%、2012年は4.5%にそれぞれなる見通しである見通しを示し、失業率については「2012年までに7から7.5%に下がる」と予測していま す。
バーナンキ議長はまた、「景気の見通しが弱まっているのは、ヨーロッパの債務危機などここ数ヶ月の金融情勢が一因となる」と述べました。さらに、アメリカ経済が再び底を打つ可能性は高くないとの考えをも示しています。(鵬)