中国の張高麗副首相は15日北京でロシアのイーゴリ・シュワロフ第1副首相と会談した際、「中国とロシアは大規模な経済協力の時期と条件が整ってきた。中国は対ロシア投資を拡大し、ロシアと戦略的なプロジェクトにおける協力を実施することを願っている」と表明しました。

張高麗副首相はまた、「双方の協力分野はさらに広げることが可能だ。それにより、双方の貿易額を2015年に1000億ドル、2020年にはさらに2000億ドルにするという両国の首脳が定めた目標を早急に実現できる。中国は、ロシアが投資環境を絶えず改善し、中国企業のロシア投資を支援することを信じている」と述べました。

これに対してシュワロフ副首相は、「ロシアにとって中国は最も重要な協力パートナーだ。ロシアは中国からの投資を広く受け入れるとともに、良好な投資環境を作りだしてきた。中国側とエネルギー、金融、工業近代化、インフラ施設などの分野における協力を拡大していきたい」と表明しました。