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東方通信社発行 学苑報
中国銀聯カード、25億枚の発行数で世界一 |
2011年 8月 19日(金曜日) 17:28 | |||
最新データによりますと、中国国内の銀行間決済ネットワーク・「中国銀聯」のロゴマークのあるキャッシュカードは、これまでですでに25億枚に達しました。これは、世界で発行された銀行カード総数の29.2%を占めており、VISAカードの28.6%を抜いて世界最大となっています。 去年の中国銀聯カードの新規発行枚数は約2.3億枚でした。いまや、ヨーロッパから日本まで、海外観光客向けの主な大型商業施設や店舗には、「銀聯カード使用可能」の案内がひときわ目立っています。 しかし、全世界における「銀聯カード」の急速な展開は、海外の決済システムに対する中国の制限が背景にあり、利益を分かち合いたいということから、海外大手は相次いで、中国銀聯と提携せざるを得なくなっていると見られています。 一方、関係者によりますと、銀聯カード保有者の99%は中国人で、現状でのその使用はほとんど中国国内に限定されているということです。また、銀行口座を持っている中国人の多くは、少なくとも3~4枚のキャッシュカードを持っていることも明らかになりました。 アナリストは、銀聯カードの使用率が現在それほど高くないとしても、このカードが世界の舞台を変えようとする準備はすでに整っていると分析しています。
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