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Home China Online CRI 中国科学院紫金山天文台、新たな彗星(すいせい)発見
中国科学院紫金山天文台、新たな彗星(すいせい)発見 印刷
2023年 3月 03日(金曜日) 23:37

国際天文学連合小惑星センター (IAU-MPC)は1日、新たな彗星(すいせい)の発見を確認する公告を発表しました。これは中国科学院紫金山天文台が発見したものです。現在、この彗星は近日点(その楕円軌道上で太陽に最も近づく位置)方向に向かって移動しており、来年には肉眼でも見える大きな彗星になる見込みです。

この彗星は小惑星センターから「紫金山・アトラス彗星」と命名されました。今年1月9日に中国科学院紫金山天文台地球近傍天体望遠鏡が初めて発見し、複数の機関の観測研究を経て、既に彗星活動を始めたことが確認されました。現在の軌道情報によると、この彗星は今のところは木星軌道の外側にあり、今後はその近日点方向に向かって移動し続け、来年8月には地球の軌道を横切って水星軌道の近くに到達します。

中国科学院紫金山天文台の地球近傍天体望遠鏡グループの趙海斌首席科学者は「彗星の明るさは徐々に増している。ますます太陽に近づくため、来年8月ごろには6等級を超える明るさになり、肉眼でも見える状態になるかもしれないが、最盛期(来年9月末)には相当明るくなる可能性がある。朝晩には、空に尾を引いた彗星が肉眼で直接見えるかもしれない」と述べました。

専門家は、地球の運行軌道は黄道(天球上における太陽の見かけ上の通り道)面にあり、この彗星が運行する軌道と黄道面は40度以上の角度差があるため、この彗星が地球軌道を通過しても、大惑星が地球と衝突することはないと分析しています。また注目すべきは、この彗星の軌道が極めて特殊な楕円形をしており、約6万年に一度しか観測機会がないため、非常に期待できるものだということです。

前出の趙氏によると、「その軌道は基本的に放物線に近く、公転周期は6万年以上を要し、太陽から最も近い距離はほぼ水星と同じで、太陽から最も遠い距離は3000天文単位以上に達するだろう。1天文単位は地球と太陽の平均距離にほぼ等しいことから、この3000倍以上に相当するものであり、極めて特殊なものだ」ということです。