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東方通信社発行 学苑報
150年前の沈没船「長江口2号」の引き揚げに成功 |
2022年 11月 21日(月曜日) 20:12 | |||
巨大なアーチ型の柱状構造物22本で構成される長さ48メートル、幅19メートル、高さ9メートル、重さ約8800トンの、水底作業で使われる大型装置のケーソンに乗せられた歴史的な商船の「長江口2号」が21日午前0時40分、引き揚げ作業船「奮力輪」の甲板中央にある水中にまで貫通する開口部からゆっくりと姿を現しました。 歴史的な沈没船「長江口2号」が150年ぶりに再び陽光のもとに現れたことは、中国の水中考古学が歴史的な成果を収めたことを意味します。「長江口2号」は「奮力輪」によって楊浦上海造船所の跡地に運ばれます。そのことで、文化財保護と考古学発見の新たな段階が始まります。 「長江口2号」の保存状態が良好で、現在に至るまで、中国国内および全世界で発見された最多の文化財を積み込んだ歴史的な木造沈没船として、清代末期の大型木造帆船の研究の空白を埋めるとされています。 「長江口2号」については、探索と発見や水中調査、引き揚げまで、科学技術の投入が考古学活動や文化財保護を推進する重要な方式であり、中心的な原動力となりました。
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