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東方通信社発行 学苑報
新型コロナで世界経済が戦後最大の後退へ=世界銀行 |
2020年 6月 10日(水曜日) 18:59 | |||
世界銀行は8日に発表した「世界経済見通し(GEP)」で、新型コロナウイルス感染症の影響を受け、2020年の世界経済成長率は5.2%減となり、景気後退は2009年以降、リーマンショックがもたらした影響の約3倍となり、第2次世界大戦後の最悪になるという見通しを出しました。 同報告書は、「先進国が今年の中ごろに、新興市場と発展途上国が今年の後半に感染症に打ち勝ち、予防・抑制措置を終えることができれば、上期のマイナス影響が下期になっていくらか緩和され、金融市場も正常に戻る見込みがあり、世界経済の成長率は2021年に4.2%増まで回復すると見込む」としています。 報告書はまた、「新興市場と発展途上国の国内総生産(GDP)は2020年に2.5%縮小し、1960年以降の最低の数値となる。今年、約90%の発展途上国の1人当たりの所得が減少し、数百万人が再び貧困状態に逆戻りする可能性がある」という見通しを出しました。
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