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東方通信社発行 学苑報
港珠澳大橋の開通が珠江デルタ西部の発展を促進 |
2018年 10月 24日(水曜日) 17:22 | |||
香港、広東省珠海、マカオを結ぶ港珠澳大橋の開通式が23日午前、中国広東省珠海市で行われ、24日午前9時から、一般車両向けの通行が始まりました。世界で最も長いこの橋が、地域の経済貿易と人的往来、香港とマカオ、珠江デルタ西部地区の発展を促進するとして、期待されています。 開通式では香港特別行政区政府の林鄭月娥(キャリー・ラム)行政長官が「地域にまたがるインフラ施設の建設が、広東・香港・マカオ大湾区の建設の基礎を固めた。この橋の開通は香港の発展、特に輸出入貿易に新たな動力を与えることになる。香港は欠かすことのできないターミナルとしての役割を果たしている。2017年の国家輸入総額の中で、香港を経由した部分は全体の15%を占めている」と述べました。 また、香港中華輸出入商会の張学修会長は、産業発展と輸出入貿易における交通網の重要性を強調しました。張会長は先月、現場での視察を行っており、「大橋の開通によって、珠海から香港までの所要時間は3時間からわずか30分に、香港のコンテナターミナルまではそれまでの3時間半から1時間15分へと、それぞれ短縮される。旅客と貨物輸送コストの削減が可能になり、大きなビジネスチャンスにつながる」と見ています。 貿易の分野以外でも、珠海、香港、マカオを行き来する人々が増えつつあることから、港珠澳大橋の開通が旅客輸送の新たな力になるとされています。テスト運行を終えた香港の各バス会社が、この橋を経由する往復ダイヤや料金といった情報を相次いで発表しています。 全長55キロの港珠澳大橋は現在、世界最長の海上橋となり、数多くの面で世界一となり、人気の観光スポットの一つとなっています。
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最終更新 2018年 10月 24日(水曜日) 17:23 |