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東方通信社発行 学苑報
北京、新学期を控え、大学周辺の飲食業が繁盛 |
2011年 2月 22日(火曜日) 18:12 | |||
冬休みは終わり、中国の大学では新学期を迎えました。久しぶりに顔を合わせた学生達による食事会やパーティーなどが大学周辺の飲食店を賑わしています。報道によりますと、夕飯頃の店の予約率は冬休み期間中に比べ3割近く上がったということです。 北京市内の大学生50人を対象に調査したところ、「冬休み中は会っていないから、久しぶりに会って休み中の見聞を話し合ったりするとか…」「新学期の始まりだから、懐にも余裕があるので、食事会をやらないと…」「自分の新スタイルを友達に見せたいから」と食事会やパーティーを楽しみにしているのは55%になっっているそうです。 また、大学生の集いには、割り勘で食事やカラオケをする同窓会や同郷会の類と、友人や先輩を招待する「おごり」の2パターンがあります。 調査によりますと、食事会の規模は500元(約6000円)は33%、200元(約2400円)~500元(約6000円)は47%となり、「親からの送金だ」と答えた学生は7割を超えたということです。また、お年玉を使ったと答えた人は12%で、奨学金や冬休み中稼いだバイト代を使った人もいるということです。 一方、集いを「友達を作る機会だ」、「社会進出への始まりだ」と見ている人は68%を占めています。しかし、レンチャンで続く食事会は学生達の経済的な負担となっていると同時に、「社会人としての行為を意識しすぎて、学生である自分を見失いがちだ」と懸念を示している先生もいるそうです。
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