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東方通信社発行 学苑報
中国、イノベーション型企業の上場へ支援策を制定 |
2018年 4月 02日(月曜日) 19:56 | |||
国務院弁公庁はこのほど、中国証券監督管理委員会による「イノベーション型企業による国内での新株発行もしくは預託証券の実施に関する若干の意見」を発表しました。イノベーション型企業が国内で上場や融資をすることを制度的に保障するもので、条件を満たした企業は、赤字もしくはVIE構造に問題があるなど上場基準を満たさない場合でも、中国の資本市場に登録し、融資を申請すれば政策面でサポートを受けることができます。
対象企業は、国家戦略に沿ったもので、コア技術を把握し、市場認知度が高いことが条件です。具体的には、インターネット、ビッグデータ、クラウドコンピューティング、人工知能、ソフトウェアや集積回路、ハイテク装備の製造、バイオメディカルなどの技術産業や戦略的新興産業で、一定の規模である企業が対象です。経営規模については、海外で上場している場合は市場価値2000億元以上、海外非上場の場合は過去1年間の売上高30億元以上、推定価値200億元以上とされています。 このように、海外で上場した優秀な企業を国内に戻すために、条件を満たす企業については、中国預託証券(CDR)の発行による国内での上場を認めます。また、条件を満たせば株を発行することもできます。 CDRとは、香港を含め海外で上場した企業が、発行株の一部を現地の銀行に委託管理させるもので、国内の預託銀行が発行し、国内のA株(国内投資家向けの株)市場に上場し、人民元で決済され、国内の投資家の売買に使われる投資の証憑のことです。
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