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東方通信社発行 学苑報
世界最古の沈没船「南海Ⅰ号」、出土した文物2万点以上 |
2017年 11月 27日(月曜日) 22:06 | |||
世界で最も古い沈没船「南海Ⅰ号」について、「『南海Ⅰ号』発見と研究国際学術フォーラム」が25日と26日、広東省陽江市の海陵島で行われました。それによりますと、これまでに「南海Ⅰ号」から文物21000点余り、標本2600点を発見したということです。 「南海Ⅰ号」は、これまでに中国で発見された最も古くて、船体が最も大きく、保存が最もよい沈没船で、中国ないし東アジア、東南アジアの古代の造船、陶磁器、水上運輸、貿易などの歴史を研究する上で特別な意義があると同時に、海上シルクロードの存在に動かない根拠を提供しています。 「南海Ⅰ号」は、1987年に広東省の上下川島海域で発見され、2007年に潜函工法で引き揚げられました。2013年に、船内での考古発掘作業が始まりましたが、現在も続けられています。 「南海Ⅰ号」はその長さが22メートル、幅が9メートルです。これまでに陶磁器や銅器、鉄器、金銀器、漆器、貨幣、辰砂、動植物の残骸、植物の種など文物21000点と標本2600点が出土しました。そのうち、磁器が19000点余り、金の器が180点、銀塊が183点、鉄器が84トン、銅器が170点、鉛や錫の器が85点、竹器が13点、木器が46点、漆器が28点、石器が25件、銅銭がおよそ17000枚です。
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