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東方通信社発行 学苑報
人民元の対ドル相場が6年ぶりの最安値を記録 |
2016年 12月 16日(金曜日) 00:59 | |||
アメリカ連邦準備制度理事会(FRB)は15日未明に利上げの決定を発表し、政策金利の目標は年率で0.5%~0.75%の間になりました。これを受けて15日、人民元の対ドル相場がここ6年の間で最安値を記録し、中国株式市場はマイナス影響を受け、とりわけ国債先物主力銘柄がストップ安となりました。 15日、人民元の対ドル相場が2008年6月以来の最安値を記録し、人民元の売買の基準となる為替レート「基準値(中間値)」が6.9289元となり、前日より261ポイント大幅に下回りました。オフショア人民元は今朝、対ドルで6.95元まで一時、下落しました。 FRBが予定通りに利上げを行ったことで、上海証券取引所は取引開始後に0.47%値下がりして3125.76ポイントまで下がりました。深セン総合指数は0.3%値下がりして10202.24ポイントまで下がりました。その後の取引では、中国10年国債先物と5年国債先物がストップ安となり、それぞれ2%と1.2%下落しました。 中国国際経済交流センターの徐洪才サブチーフエコノミストは、FRBの利上げが中国資本市場に及ぼす影響は、主に資本がアメリカに流れることで、中国の越境資金の流出圧力が増え、株式市場とりわけ債務市場にマイナス影響をもたらしたと分析しています。
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