経済ニュース
きふきふ*ふるさと往来クラブ
地域情報特集
東方通信社発行 学苑報
中国製スマホ、アップル超えのチャンス到来か |
2016年 9月 29日(木曜日) 09:31 | |||
世界中で韓国サムスン社の携帯電話の発火・爆発が多発していることに加え、米アップル社の新型スマートフォン「iPhone7」シリーズは新たな進化が見られないと購入者から不満が噴出しています。一方、中国のHuawei(ファーウェイ)のは、アフリカで銃弾を阻むなど好評を得ています。世界の携帯電話市場では、競争が始まっています。 サムスン電子の「ギャラクシーノート7」の爆発により、サムスン電子のスマートフォンは生産開始以来、最大の経営危機を迎えています。9月、サムスンの携帯電話の爆発事故が各国で発生している中、中国でも相次いて3件の爆発事件が起きていました。イメージダウンを払拭できるか、サムスンにとって大きな挑戦になっています。 これを受け、中国本土の携帯会社が奮起したことにより、サムスンの中国国内市場の占有率が持続的に減少しています。今年6月30日現在、サムスンの中国での市場占有率は9%から8%に下がりました。トップは中国のHuawei携帯で占有率16%、次いで小米携帯の13%です。 また、9月に新発売されたアップル会社の「iPhone7」シリーズも「真のワイヤレス」―耳栓風のBluetoothイヤホンが非常に落下しやすいことから、クレームが噴出しています。 アップルとサムスンスのマートフォンがトラブルに見舞われる一方、2015年に中国のスマートフォン会社VIVOとOPPOの出荷量が世界トップ10に入り、今年度第1四半期OPPOの出荷量は世界トップ5にまでランクを上げました。また、VIVOとOPPOの地味な躍進と違い、Huaweiの携帯電話は今年8月に南アフリカで強盗襲撃事件が起こった際、強盗の銃弾を止めました。これによって200ドルほどの携帯電話は、中国製造(メイド・イン・チャイナ)の絶好の広告となりました。 Huaweiコンシューマー担当の余承東CEOは、「今後4~5年ほどの時間を使って、世界最大のスマートフォンメーカーになることを目指す」と意気込みを語っています。
|