2010年 6月 29日(火曜日) 16:25 |
次に紹介するのは石和・勝沼周辺エリア。ここは山梨県の東部に位置しており、モモやブドウといった山梨を代表するフルーツやワインが生産されている地域です。毎年、フルーツ狩りやワイナリー見学を目当てに全国から多くの観光客が訪れます。山梨県の豊かな自然の恵みと味覚をゆっくりと満喫できるエリアです。
オススメその1 フルーツ王国山梨で、高級フルーツを堪能
山梨の特産品といえば、なんといってもフルーツ。四方を山に囲まれた甲府盆地は、日照時間が長く降雨量が少なく、また夏は暑く冬は寒いという特徴があり、果物の栽培には最適。そのため、モモ、ブドウ、サクランボをはじめとして、イチゴ、スモモ、ブルーベリー、ラ・フランスなど、さまざまなフルーツの栽培が行われています。 そんな山梨に来たら、ぜひ一度は挑戦してほしいのが「フルーツ狩り」。もちろん地元のお土産物屋さんやショップで新鮮なフルーツをお土産に買うのもいいけれど、実際に自分の手で収穫するのには格別の喜びがあります。太陽の光をさんさんと受けた甘くみずみずしいフルーツを食べれば、自然と笑顔がほころぶはずです。フルーツ王国・山梨ならではの贅沢な遊び方を堪能してみてください。
- ブドウ狩り
- 甲府盆地では800年以上前からブドウの栽培が行なわれていたといわれています。日本のブドウの原種である「甲州」から、ぶどうの王様と呼ばれる「巨峰」や「ビオーネ」「マスカット」「デラウェア」といった具合に、さまざまな種類が栽培されています。収穫はデラウェアが5月下旬から、その他の品種は8~10月がメインシーズンです。
- モモ狩り
- 中国では不老長寿のシンボルとされているモモ。山梨のモモは全国一の生産量を誇り、そのみずみずしく甘い味わいは、まさに夏を代表する高級フルーツ。早生種は7月上旬から収穫がはじまり、8月中が旬。勝沼、石和、塩山などをはじめ、旬御坂、春日居、一宮、南アルプス、山梨市など、県内各地で栽培されています。
- サクランボ狩り
- かわいらしい形をしており、甘酸っぱくさわやかで食べやすいサクランボは、フルーツ狩りのなかでもっとも人気があります。シーズンは6月上旬から7月下旬まで。ハウス栽培の農園もあるので、雨の日でも気兼ねなく楽しむことができます。なお、サクランボには、疲労回復や美肌効果があるので女性に人気です。
フルーツ狩りスポット
- 内田農園(ブドウ、モモ)
- 住所:山梨県甲州市勝沼町等々力1451
℡0553-44-1204 - 秀果園(ブドウ、モモ)
- 住所:山梨県笛吹市一宮町田中1530
℡0553-47-0888 - わくわく観光村 (サクランボ)
- 住所:山梨市上岩下1329-1
℡080-1103-8897
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オススメその2 日本を代表するワインの生産地!
このエリアを訪れたなら、ぜひ体験してほしいのがワイナリー(醸造場)巡り! 山梨県はブドウの一大産地であるとともに、日本ワインの発祥の地でもあるからだ。事の始まりは明治10年(1877年)に政府の殖産興業政策を受けて山梨県がブドウの栽培とワインの醸造を奨励したこと。その際に地元の豪農たちが祝村(現在の勝沼町下岩崎)に日本初のワイン醸造会社「大日本葡萄酒会社」を設立し、日本初のワイン製造がはじまったといわれています。 現在、山梨県で生産されるワインは約90社、1200余銘柄。白ワイン用には原種である甲州種を中心にシャルドネ、セミヨン、赤ワインはマスカット・ベリーA、カベルネ・ソーヴィニヨンなど、外国種のブドウを栽培。個性あふれるさまざまな味を製造しています。現在は国内ワインコンクールで金賞を受賞する山梨産のワインがつぎつぎと登場し、その評価はグングン高まっています。 そんな山橋ワインを楽しむには、ワイン生産量が日本一の東山梨郡勝沼町へ。現在、町内には32社のワイナリーがあり、ほぼ一年中工場見学が可能です(一部見学不可の工場もあります)。ブドウ畑やワインの製造過程を見るだけでなく、ワインの試飲を楽しむこともできます。また、勝沼町営の「ぶどうの丘」では、「ワインオーナー制度」を採用しており、畑、品種、醸造元などを指定契約して、自分好みのワインをオーダーできるシステムもあります。 ワインの仕込みに入る秋には、各ワイナリーで収穫祭が盛大に開かれ、町中が活気に溢れる勝沼町。ぜひワイナリーに足を運び、山梨ワインの味を楽しんでください。
山梨ワインの楽しみ方は!?
山梨県産のワインの最大の魅力は「日本料理と相性がいい」ことです。スッキリとした口当たりは、山梨名物のほうとうや山菜料理、いのしし鍋といった郷土料理とあわせても抜群です。ぜひお土産に買って帰って、ご家庭でもお楽しみください。なお、ワインの上手な保存方法については、日光が当らない暗いところに置き、コルクが乾かないように横にして保管するといいでしょう。
ワイナリーめぐりの起点は勝沼ぶどう郷駅!
ワイナリーめぐりの起点は勝沼ぶどう郷駅! 勝沼周辺でワイナリーめぐりをしたいと考えている人は、JR中央本線の「勝沼ぶどう郷駅」からのアクセスがオススメ。駅構内にはワイナリーマップが置いてあり、各ワイナリーを結ぶ循環バスも出ているので便利です。もちろん、自動車やバイクなどでも各ワイナリーをまわることはできますが、その場合はワインの試飲はできないのでご注意を。
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最終更新 2010年 10月 14日(木曜日) 16:19 |
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