江戸時代から300年以上続く鹿島の冬の風物詩「鮒(ふな)市」が19日早朝、鹿島市浜町の酒蔵通りで開かれた。郷土料理「鮒んこぐい」に使う寒ブナを求め、夜明け前から多くの人出でにぎわった。通りに並んだ水槽の中でフナがぴちぴちと跳ねていた。全国的に珍しい鮒市は「二十日正月」に醸造元や網元が奉公人をねぎらうため、高価なタイの代わりにフナを用いたことが始まりとされる。
佐賀大学は1日の推薦入試で、タブレット端末を使って出題や解答をする方式を実施した。トラブルはなかったといい、すぐに採点できるメリットを生かし、間違った場合は解説を読ませた上で類似問題を解かせ、「学習する力」を試した。大学入試でこの方式を採用するのは全国初という。大学入試センター試験を課さない「推薦入試1」のうち、理工学部5学科と農学部3学科で実施し、65人が試験に臨んだ。
唐津神社の秋季例大祭「唐津くんち」(国重要無形民俗文化財)は4日、14台の曳山が「町廻」で旧城下町を練り歩き、幕を閉じた。唐津市は3日間の人出が過去最高の63万人に上ったと発表した。連休と重なったほか、ユネスコ(国連教育科学文化機関)の無形文化遺産登録や人気アニメとのコラボが来場者数を押し上げたとみている。