福井県高浜町宮崎の佐伎治神社の式年大祭「高浜七年祭」3日目の巡行祭は6月25日、町内で各種芸能が奉納された。三つの氏子地域のうち「西山」の子どもたちが太刀振りを、若衆が神楽を勇壮に披露。「中ノ山」「東山」の氏子は前日に引き続いて曳山芸能の囃子や舞踊を奉納し、街中の熱気は29日の最終日まで冷める気配はない。
JA全農は6月20日、スマート農業の推進に向け、石川県能美市の農業法人たけもと農場と、JA全農が普及を進める営農管理システム「Z-GIS」に関する連携協定を締結した。 JA全農が、Z-GISの活用について農業法人と連携協定を締結するのは初めて。たけもと農場は、水稲中心の先進的な経営体で、天皇杯や米作日本一受賞の経歴を持つ。現在は、半径1km圏内に集約したほ場を中心に高品質米の生産を目指して、有機質肥料やたい肥を積極的に施用した土づくりに取り組んでいる。経営面積は47ha。
中日本高速道路は27日、富山県と岐阜県の飛騨地域の高速道路が定額で乗り放題となる割引サービスを始める。夏~秋の観光シーズンに富山県の立山黒部アルペンルートや岐阜県の白川郷といった人気スポットを周遊したい顧客の需要を見込む。同社が想定する複数の周遊ルートの正規料金を平均した場合と比べ、おおむね4割安くなるという。
能登半島での水産資源の研究開発などを目的にした「金沢大学理工学域能登海洋水産センター」(石川県能登町越坂)の設立を祝う式典が5日、開かれた。新技術の開発や人材育成の拠点として期待されている。センターは九十九湾に面した海沿いに立つ。鉄筋3階建て、延べ床面積約1千平方メートル。魚を育てる飼育室、培養室や実験室があるほか、海外の研究者らが長期滞在できるように研究室も設けた。
富山市出身で大相撲夏場所で初優勝した平幕の朝乃山(25)に、富山県は「県スポーツ特別栄誉賞」を、市は「市表彰特別表彰」をそれぞれ贈ることを4日までに決めた。また16日には、県と市は県庁周辺を巡る凱旋(がいせん)パレードと贈呈式を実施する。県の出身力士として103年ぶりの優勝という偉業をたたえるとして、県はスポーツ特別栄誉賞の新設を決めた。