中華圏の旧正月「春節」と日本の祝日「建国記念の日」が重なった11日、石川県内は国内外から訪れた観光客でにぎわった。金沢市のひがし茶屋街では、土産物店の担当者が「1月の休日と比べて客の入り込みは2倍ほどに増えた」と話し、接客に追われた。中華圏の観光客に人気が高い金箔(きんぱく)入りなどの商品を扱う土産物店では中国語の説明文を用意した。華やかな和服を着てそぞろ歩きを楽しむ日本人女性の姿も見られた。
江戸期に作られ、輪島市文化財となっている「中島屋の大切籠(おおきりこ)」の修復現場が23日、同市山岸町の漆器店で一般公開されたと北國新聞社が報じた。総漆塗りで装飾も豪華とあって関心が高く、定員を超す約30人が修復作業に見入った。大切籠は江戸後期に栄えた商家中島屋が制作し、漆器職人の技が駆使されている。高さは約12メートルあり、現存する輪島の漆塗りキリコでは最も大きい。
石川つばき同好会が、「西王母」や「ことじ」など微香の金沢生まれの椿を豊かな香りを放つように改良したと北國新聞社が報じた。松井清造会長が10年掛かりで、香りの強い中国産の椿との掛け合わせに取り組んだ。同会は2017年に野々市市で開催される全国椿サミットへの出品に向け、さらに改良を進める。中国産の椿「西南白山茶」や「湖南山茶」と、交配させると、加賀藩士が人工交配で生み出したとされる西王母などの花姿はそのままに、豊かな香りを加えられることが分かり、昨年、試作品第一号の開花にこぎ着けた。
観光客数が落ち込む冬場に人を呼び込もうと、七尾市の能登島観光協会は誘客を目的とした写真コンテストを初めて企画したと北國新聞社が報じた。冬の島の食、人、景色をテーマに写真作品を募る。写真愛好者らに島での滞在と撮影を楽しんでもらうことで、島外からの目線で島の新たな魅力の発掘にもつなげる考えで、優秀作品は協会のポスターやはがきに採用して広く発信する。
世界糖尿病デーの14日、金沢城公園の石川門と河北門、五十間長屋がイメージカラーの青色にライトアップされたと北國新聞が報じた。石川県医師会が中心となって2007年から実施しており、金沢医科大病院、公立穴水総合病院などでも行われた。五十間長屋ではカウントダウンから建物が青く染まるまで数分を要したが、出席者は「糖尿病治療は早めに」と呼び掛けた。