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东方通信社发行 学苑报
星光代表取締役社長 |
2010-07-01 19:24 | |
株式会社星光代表取締役社長 あん・けんせい アン・ジェンシン 安剣星
1963年河北省生まれ。83年中央演劇大学入学。卒業後日本人と結婚し、90年来日。96年に(有)星光設立(後に株式会社化)。同年『僕は毛主席の紅小兵だった』(透土社)を出版。現在に至る 日本人女性との結婚を機に来日した安剣星氏。文学で身を立てるつもりが、今は石材を輸入するビジネスマンになったという。「すべてが未経験だった」が果敢にチャレンジ、ついに成功を手中におさめた。 張国清 安さんは中国から〝石〟を輸入して、日本で販売するというビジネスを展開していますが、来日の動機からお聞かせください。 安剣星・星光代表取締役社長 子どもの頃から本を読んだり、文章を書くのが好きでした。そして83年、北京の中央演劇大学に入学し、テレビドラマや演劇の脚本づくりを勉強しました。希望どおり、好きな文学を学べたのでとても幸せでした。それまで、日本への接点はまるでありませんでしたが、大学3年生のときに思わぬ転機が訪れました。それは、同じ大学に留学してきた日本人女性と知り合ったことです。それが今の妻で、日本に興味を持つキッカケとなりました。 実際に来日したのは、90年です。来日してみて、日本に対するイメージはかなり変わりました。中国で日本のニュースといえば、外交関係のニュースばかりで、一般の日本人の生活などはほとんど報道されていませんでしたから。 張 日本の生活に慣れるまでには、数々の苦労もあったかと思います。そして、その度ごとに奥さんの助けが大きかったと想像しますが、そのあたりについてはいかがでしょうか。 安 来日したばかりの頃は、日本人との関係でトラブルつづきでした。それを乗り越えていままでやってこられたのは、ひとえに妻のおかげだと思っています。彼女は日本人と意見が食い違うのは、民族性や文化の違いが原因であることが多く、それを理解することだと根気強く説明してくれました。妻の支えと励ましがなければ15年間も日本で生活できなかったと思います。 張 素敵なお話ですね。ところで、お子さんは何人ですか。 安 娘がふたりいます。家ではなるべく中国語で会話するようにしていますが、娘たちには日本人、中国人という枠を超えて、「アジアの子」として生きてほしいと願っています。 張 今のお仕事について具体的にお聞かせください。 安 中国福建省から石材を輸入し、日本で卸販売しています。販売先は関東や東北の石材店です。福建省は墓石や建築の材料となる花崗岩が豊富なことで世界的に有名です。20数年前から、日本企業が福建省に進出し、技術指導をしているため、職人の技術レベルはすでに日本並み、あるいは日本以上になっています。事実、日本で流通している高級石材の9割が中国産になりました。 日本人の同業者と競争して勝つためには、価格を安くし、さらに品質を良くしなければ売れません。逆にいえば、これをシッカリしておけばかならず売れます。そうやって努力してきました。 ちなみに私が、この業界に入ったのは偶然のことです。もともと文学を志して大学に入ったこともあり、文筆活動で身を立てたいと思っていました。10年前には、文革期の体験をまとめたノンフィクションを出版したこともあります。 しかし、現時点の日中関係からみれば、文学活動や文化交流より商売のほうがまだやりやすい。まずは生活をしなければなりませんから。 張 日本での起業は成功ですか、それともまだ成功とはいえない感じでしょうか。 安 成功の面もあれば、失敗した面もあります。実際、私の場合〝石の上にも3年〟どころか、なんと 〝石の上に10年〟もかじりついていました。「ビジネスなんてとてもできない」と思っていた文学青年が、競争の激しい日本でアッという間に10年以上も会社を経営しているんです。おかげで私自身は幅の広い人間になれました。 最近になって10年を節目に「墓石一般検品基準」という、墓石のガイドラインを作成してみました。それが専門誌の月刊『石材』(05年9月号)に載ったところ話題になり、チョット気恥ずかしい感じがしています。この業界は、100㌫職人の目利きで成り立っています。ですから、勘と経験だけで検品するため、〝検品基準〟というものがありませんでした。そこで、それをコツコツと集めたデータをもとに数値化していったのです。石は自然物なので、この数値をそのまま使うことはできませんが、参考にすることはできます。これがあれば、つくる人も買う人も検品しやすくなり、日本の墓石業界の発展につながると自負しています。 張 今の言葉にビジネスマンとしての風格と自信を感じました。最近、日本で起業する中国人が増えていますが、何かアドバイスはありますか。 安 中国人は独立心が旺盛で、すぐにでも独立したがる人が多いですが、日本の商習慣を学ぶためには、日本企業に就職して、一定期間、修行を積んだほうがいいと思います。 張 ビジネスに着手する以前に、商習慣を理解することが重要ということですね。まさに〝石の上に10年〟の気持ちでビジネスに取り組んだ安さんならではの言葉だと思います。
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最后更新于 2010-10-14 16:21 |