俳優の陳坤さん（プジョー）（右）、 俳優の林志穎さんと白百何さん（トヨタ）（左上）、ヴィクトリア・ベッカムさん（ランドローバー）（左下）

第12回北京モーターショーが4月25日から5月2日まで、北京にある中国国際展示センターで行われています。

従来、自動車業界では、ほとんどのメーカーがスポーツ選手や芸能人などによる効果を利用し、マーケティング戦略を展開していますが、今回モーターショーでも数多くのスターなどメーカーに招かれ、展示ブースで来場者にそれそれの新車などアピールしています。俳優の林志穎さんと陳坤さん、飛び込み選手の郭晶晶さん、作家の韓寒さんや中国男子バレーボールチームのメンバー全員がモーターショーに登場しました。

中国の楊煥寧公安次官は25日北京で、中国政府はグリーンカード（永住権）の発行対象をさらに拡大し、ビザなしで入国できたりマルチビザの適用範囲を拡大し、中国の外資と外国人材の吸収力や観光市場の競争力を高めていくことを明らかにしました。

それによりますと、去年末までに、中国での永住権を持つ外国人は4752人になっています。中国政府は優秀な人材の導入のため、これら人材の出入国や居留に便宜を図り、ビザと居留の種類を細かく分け、その管理を健全化させています。

一方、不法入国や不法滞在、それに不法就労している外国人への管理に中国政府は引き続き力を入れていくということです。

中国新聞出版研究院は23日、同研究院が実施した「第9回全国国民読書調査」の結果を正式に発表しました。18歳から70歳までの総合的読書率が77.6％に達し、前年に比べ、0.5％増加したことが分かりました。

調査結果によりますと、2011年、図書、新聞、定期的刊行物などに対する一人当たりの年間平均読書数がそれぞれ4.35冊、100.70回と6.67回となり、デジタル出版物の平均読書が1.42冊となったということです。

伝統的な新聞や定期的刊行物に対する読書率が下がった一方、デジタル出版物への読書率が著しく増え、2011年のオンラインでの読者が2010年に比べ、11.1％増加しました。その内、27.6％の調査対象者が携帯電話で読書をし、2010年に比べ4.6%増えたことがわかりました。

中国の温家宝首相は23日午前、ドイツのメルケル首相とともにハノーバー工業博覧会を視察し、中国展示エリアの開幕のテープカットを行いました。両首相は、上海自動車グループや中国の自動車大手・第一自動車グループ、シーメンスなど、中国とドイツの大手企業の展示ブースを視察しました。

温首相は「現在、両国の経済貿易関係は迅速に伸びており、技術協力の勢いも好調である。中国は引き続き対外開放政策を堅持すると共に、法に基づいて中国で登録されたすべての企業に平等に対応し、知的財産権の保護に力を入れていく。ドイツの企業を含む外国の企業による中国への投資を歓迎する」と述べました。

同日正午、ドイツの自動車大手・フォルクスワーゲン社の本部に向かうバスの中で、温首相は「両国の協力にはすでに良好な基盤ができており、一歩前進して総括的な協力計画を立てる必要がある。インフラ整備や企業投資、貿易、金融などを盛りこんだ大規模な経済技術協力を展開することも可能だ」と提案しました。これに対しメルケル首相は積極的な姿勢を見せ、一日もはやく具体的に協議し、実現にこぎ着けるようそれぞれの担当部門に指示することで合意しました。

このほか両首相は、欧州債務問題やアフガニスタンなどの地域問題についても突っ込んだ意見交換を行いました。