ハンガリー政府の招きに応じ、中国の李克強副首相は現地時間の30日、ハンガリーの首都ブタペストに到着し、ハンガリーへの公式訪問を始めました。

李副首相は空港でステートメントを発表し、「中国とハンガリーの両国は長年にわたる友好関係を保っており、ハンガリーは最も早く中国と国交を樹立した国の一つである。近年、両国のハイレベル往来は密接になり、政治上の相互信頼も引き続き強化され、経済と貿易面での実務協力も順調に発展し、文化や人の交流もますます盛んになっている」と述べた上で、「EU・欧州連合の加盟国として、中欧関係の発展を推し進め、協力関係を充実させることにハンガリーは積極的に貢献した。中国政府はハンガリーとの友好協力パートナー関係を重視しており、ハンガリーと共に、引き続き両国関係をより高い段階に引き上げていきたい」と強調しました。

李副首相は訪問期間中、ハンガリーのクヴェール・ラースロー大統領代行やオルバン・ヴィクトル首相などの首脳と会談を行い、二国間関係や共に関心を寄せる問題などについて意見交換をすることにしています。

北京市文化局はこのほど、「メーデーの連休から、首都劇院連盟傘下の15の劇場で、低価格の座席をテスト的に全体の30％にまで拡大し、政府はそのうちの1割に対して補助金を出すことを決めた」と明らかにしました。このテストは12月まで続くということです。

首都劇院連盟は昨年12月の設立当初に、大劇場の低価格入場券導入を奨励すると発表しました。今回の補助金プランはその一つですが、座席500席から3000席の劇場に対するもので、補助金は直接、出演団体や芸能プロダクション或いは劇場に補助されます。そして、演劇、新劇、オペラ、舞踏劇、ミュージカル、児童劇、音楽会、舞踏などに適用されますが、ポップスコンサートは含まれないということです。

中国の習近平国家副主席は26日、北京でロシアのロゴージン副首相と会談しました。習副主席は、「中国とロシアは戦略的協力を更に強化し、チャレンジに対応し、チャンスを利用し、両国の共通利益を維持すると共に、世界の平和、安定と発展、繁栄に貢献をしていく」と述べました。

習副主席はまた、「中国とロシアの両国関係はもっとも重要な二国間関係の一つである。両国の関係の発展はそれぞれの繁栄、地域と世界の平和、安全と安定に関わっているばかりか、国際関係の未来と枠組みの方向に影響を及ぼす。胡錦涛主席とロシアの指導者は互いに関心を寄せる国際、地域問題について一連の共通認識に達した。双方は共に努力し、これらの共通認識を実行させ、戦略的パートナー関係の中身を深め、両国関係の潜在力と活力を生かしていきたい」と述べました。

これに対して、ロゴージン副首相は、「ロシアは中国を誠実な友、そしてもっとも重要な戦略的パートナーと見ている。ロシアは中国側と共に努力し、政治的相互信頼を深め、お互いのサポートを強化し、実務的な協力を拡大し、両国関係の全面的発展を推進していきたい」と述べました。