中国公民の朝鮮への観光を誘致するため、このほど、朝鮮国家観光総局のモン・デージル（文大吉）副局長の一行が、中国の南京を起点とし、華東地区で一週間に渡る朝鮮観光プロモーションを始めています。

モン副局長は、これについて「今年の7月6日から10月5日までの毎週の火曜と金曜に、上海からピョンヤン行きのチャーター機が飛ぶほか、直接上海でビザ取得の手続きもできる。こうして、華東地区のお客さんはわざわざ北京や瀋陽を経由しなくても朝鮮へ行くことができ、またビザ取得の手続きも簡素化されたことは、観光コストの削減にもつながる。これは朝鮮への観光に新たな活力を注ぐだろう」と述べました。

第4回中米戦略・経済対話に出席するため、アメリカのヒラリー・クリントン国務長官が2日北京入りしました。ガイトナー財務長官ら他の代表も2日午後続々と到着します。

第4回中米戦略・経済対話は5月の3日と4日に北京で開催されます。胡錦涛国家主席の特別代表である王岐山副首相と戴秉国国務委員が、アメリカのオバマ大統領の特別代表であるクリントン国務長官及びガイトナー財務長官と共同で今回対話を主宰するほか、その枠組み下にある戦略対話と経済対話でそれぞれ司会を務めます。さらに両国の20以上の関係部門の責任者が対話に出席するということです。

5日1日付けの「人民日報」は、「改革の発展と安定を実現するための主力軍とする」を題した社説を発表します。

この社説は、「メーデーに当たり、我々は全国の各民族、各界の労働者に心からの祝賀の意を表し、幅広い分野で働いている労働者の模範や優れた労働者たちに崇高な尊敬の念を表す」と述べています。

社説はまた、「今年はわが国の発展にとって、特別な意義がある重要な一年で、中国共産党は第18回全国代表大会を開く。第12次5ヵ年計画の最初の年に表わされた良い発展の勢いを固め、推進し、改革の発展と安定を実現するための各種任務をうまく遂行し、党と国家の各事業の安定した発展を推し進めることは、労働者階級の光栄な使命である。改革の発展と安定を実現するための主力軍として、自らの思考と行動を中央の決議と指示に一致させ、素晴らしい成果を遂げ、党の第18回全国代表大会を成功裡に開催することは、全国の多くの労働者の重要な責任である」と指摘しました。

中国の李克強副首相は29日、ロシア連邦タタールスタン共和国の首都カザンで、ロシアの沿ヴォルガ連邦管区の責任者および中国の関係省と市の責任者と会談を行い、中国とロシアとの地方間協力の拡大について意見交換を行いました。

李克強副首相は席上、両国の地方間協力拡大に向けた重要な提案として以下の三点をあげました。

第1に、双方は両国政府が実施している政策の合致点を探し、地方間の協力を推し進めること。第2に、二国間協力における手薄なところを探し、貿易規模を拡大するとともに、相互投資と技術革新への協力拡大などを重点とすること。第3に、両国の地方どうしで友好都市の関係を結び、地方間の協力体制を構築することとしています。