湖北省武漢市のレイオフの労働者である張五一さんは、2008年から潜水艦の研究開発を始めました。ここ数年で、すべての財産を使い果たし、さらに借金をして、合わせて300万元（約3800万円）を投入したということです。何度も失敗を経験し、ついに本物そっくりの潜水艦を何隻か造りました。

5月8日、大勢のメディアや外国企業が見守る中、張五一さんの潜水艦は、長さ15ｍ、幅8ｍ、深さ4.5ｍのプールで、初めて水中での作業に成功しました。張五一さんによりますと、この潜水艦は50ｍから100ｍまで潜ることができ、海水養殖などの水中作業に用い、潜水員の代わりに作業を行えるということです。

大連市政府によりますと、2012年中国大連第1回世界海洋大会が、今年9月20日から23日まで、開かれるということです。

第1回世界海洋大会では、約200の専門フォーラムが開かれます。50を超える国家と地域から、企業家や専門家、投資者、国際組織と政府機構代表など合わせて2000人が出席します。

海洋漁業、海洋生物技術、海洋輸送、海藻利用、海洋エネルギーなどの分野の参加者らは共同で、海洋開発と活用を議論し、海洋意識と文化を普及させます。

また、大会は、欧州債券危機に伴う造船業と海運業への影響や対策、気候変化が海洋開発と利用に与える影響や対策、海岸線保護が臨海都市計画にもたらす影響などの問題に注目し、解決方法を探ります。

中国ラジオテレビ協会・対外報道作業委員会が8日、北京で発足しました。

委員会は北京放送・中国国際放送局の呼びかけで立ち上げられたもので、中国ラジオテレビ協会の直属となります。主に、海外向け放送戦略の研究、全国各地での取材と報道、国際報道に関する交流と協力などの活動を行います。委員会は全国59のラジオ・テレビ局により構成されています。

発足式には国家ラジオ映画テレビ総局の李偉副局長や北京放送・中国国際放送局の王庚年局長、中国ラジオテレビ協会の李丹会長が出席し、「海外向けに放送している全国の放送局が協力するに当たっての架け橋となってほしい。また、共同企画や情報共有、合同研究などを積極的に展開してほしい」と期待を寄せました。

中国国家通関管理弁公室の情報によりますと、『国家通関発展計画（2011－2015）』がこのほど国務院の許可を得て、実行されるということです。この計画では、95件の通関に関わる項目が扱われ、そのなかで新たな通関に関する項目が39件になっています。

第12次五カ年計画で、中国は通関の配置を最適化し、通関の資源へ投入するメリットを最大化します。この中で、効果が良い通関の開放を積極的に推進し、同時に標準レベルに達していない通関、機能または配置が不合理な通関の整理を行います。また、雲南省、広西省の国境あたりの通関の調査、研究を行い、管理方法と意見を提出するということです。

現在、中国では国務院の許可を持つ対外通関は284個で、そのうち、沿海地域の通関は146個、境界地域の通関は111個、内陸地域は27個となっています。