中華人民共和国一般電子パスポートの発行式が15日に北京で行われました。これは中国の国際旅券が正式に全面的デジタル化時代を迎えたことを意味しています。

一般電子パスポートの申請条件や発行期限、料金基準、有効期間はいずれもこれまでの一般パスポートと同じです。これまでの申請資料に指紋とサインなどの情報を提出すれば申請可能です。また、従来の一般パスポートも有効期間内は使用でき、新たに電子パスポートに変える必要はないということです。

現在、中国の公安機関が発行する一般パスポートは1990年代半ばに比べおよそ10倍の1000万冊に増加し、年間20％の伸びで増えています。またパスポートを所有する中国人は3800万人となっています。

中国商務省が15日に発表した発展目標によりますと、2015年までに、中国の対外直接投資額は1500億ドルに達する見込みだということです。

それによりますと、2015年までに中国の対外請負工事の契約額と売り上げ額はそれぞれ1800億ドルと1200億ドルに達し、対外労務派遣者数は100万人を超えると予測されています。また対外投資・協力規模の拡大によって、業界と分野の多元化が見られ、投資の質と収益は著しく向上するだろうと見込まれています。

これまで、中国の対外投資は200の国と地域に及び、国際収支のバランス化や、企業の競争力の促進に大きな役割を果たしています。

第9回中国国際園林博覧会が2013年4月から10月にかけて、北京市豊台区にある永定河畔園林博覧会会場で行われます。現在、園内の全ての重点工事が全面的に着工しており、インフラへの投資が大半を占めているということです。中国園林博物館、メイン展覧館、そして永定塔という三つのシンボルの建築は今年9月に主な構造が完成する予定です。今回の園林博覧会への投資規模はおよそ100億元（約1267億円）に上ると見られています。

2013園林博覧会は北京五輪後の新たな国際イベントです。６ヵ月に亘るこの大規模なイベントにより、周辺の不動産業界に大きな発展空間が与えられ、良好な経済効果がもたらされることが期待されます。

非同盟運動の協調局閣僚級会議はエジプトのシャルムエルシェイクで閉幕しました。中国代表団団長を務めた宋愛国中国エジプト駐在大使は記者会見で、「非同盟運動は国際的力量の均衡ある発展を推し進め、中国が一貫して途上国との団結と協力を強化していく」との考えを示しました。

宋愛国大使は「中国は途上国として、一貫して非同盟運動の加盟国などの途上国と友好協力関係を保っている。途上国との団結と協力を強化し、発展することは中国外交の基本方針である。今後も、中国は途上国の立場を堅持し、非同盟運動との伝統的な友好協力関係を発展し、多くの途上国と連携して、恒久的な平和と共同繁栄の調和が取れた世界を作っていくために尽力していく」との意向を示しました。