中国工業経済連合会の栄剣英事務局長は22日、カザフスタンの首都アスタナで、「世界経済が厳しいチャレンジに直面している中、中国経済はこれまでよい方向に発展しており、ヨーロッパとアジア諸国を含む世界各国の企業に多くの協力のチャンスをもたらしている」と述べました。

栄剣英事務局長は第5回アスタナ経済フォーラム枠組内の欧亜商業会議で、「去年、中国のＧＤＰ・国内総生産は前年より9.2％増えて47兆2000億元に達した。中国経済は安定した比較的速い成長を保ち、世界経済の回復をけん引する役割を果たしている」と述べました。

栄剣英事務局長は、「中国経済も発展の過程でいくつかの課題に直面しているが、長期的によい方向に向かうという傾向は変わっていない。中国の巨大な市場潜在力、グリーン経済の発展と成長モデルの転換などは各国の企業に多くのチャンスを提供している」と強調しました。

なお、アスタナ経済フォーラムは2008年に始まったもので、年に1回開催されます。第5回フォーラムは22日に開幕しており、世界の90余りの国から8000人余りの代表がこれに参加しているということです。

このほど行われた第4回中国製造業シンポジウムで、蘇波工業情報化次官は、「設備の基礎部品、基礎製造技術、基礎材料という『3つの基礎』の発展レベルの向上に力を入れ、さまざまな革新のチャンスと結びつけて、市場開拓を重視するなどの面から中国のハイエンド設備製造業の発展を促進していく」と述べました。

蘇波次官は、「今後、中国は工業の基礎能力を強化し、『3つの基礎』の発展レベルを向上させ、オリジナルの開発や集中的な革新などを強化し、末端ユーザと全方位的な協力を行っていく」と述べました。

月21日、杭州市西湖博覧会組織委員会事務所の恵秀琴副主任は、「杭州は、重慶と『国際会議目的地』の都市づくりに関する覚書に調印する計画だ」と発表しました。1929年、杭州市政府は第1回西湖博覧会を開催し、中国の展示会事業の道を切り開きました。

その後、杭州市の展示会事業は毎年20%の成長ペースを維持しています。今年、杭州「第十二次五ヵ年計画」の一環として、政府は杭州を「国際会議の開催都市、中国のレジャーの都」に作り上げるという発展目標を打ち出しました。

また、杭州市西湖博覧会訪問団の一行はこのほど、重慶、成都、西安などを訪問し、現地の展示会事業の状況を視察しました。重慶市商業委員会の範光明副主任は、「重慶は杭州で行われる大型展示会やイベント、プロジェクトにより多く参加することを希望している」と述べました。

中国国家図書館は21日東京で、日本出版販売株式会社と日本出版物文庫閲覧室に関する第七期契約書に調印しました。

中日間の出版文化の交流を促すため、双方は1983年に、北京図書館（いまの中国図書館）に、「日本出版物文庫閲覧室」を設置しており、この30年間、日本出版販売株式会社は、合わせて10億円相当の図書28万冊をこれに寄贈してきました。

新たな契約によりますと、2012年から2016年までに、この文庫閲覧室には8000冊の書籍が寄贈されます。