12日に中国南部の都市・深センで開かれた中国のWTO（世界貿易機関）加盟10周年の記念式典で、WTO常駐の初代中国大使といまの中国大使は共に「WTO加盟後のこの10年間、中国経済は好調かつ急速な発展を遂げてきた」と語りました。

WTO駐在の易小準現大使は、「WTO加盟後の10年間、中国経済は著しい発展を遂げ、経済貿易大国への転換を実現した」と述べました。統計によりますと、ここ10年で中国の輸出規模は5倍近く拡大し、輸入規模は4.7倍増え、世界最大の輸出国となっています。

WTO駐在の初代大使を務めた孫振宇氏は、「中国のWTO加盟は中国だけでなく、WTOそのものを変え、世界経済の発展を推し進めた」と述べました。また、去年末までに、中国は日本、韓国、オーストラリアなどにとって最大の市場になったということです。

一方、この10年間で中国は大きな成果を収めたものの、両大使の見解によりますと、中国は依然として複雑な国際環境と多くの厳しい試練に直面しています。これについて易小準大使は、「中国は引き続き対外開放の戦略を拡大し、保護貿易主義に反対していくべきだ」との考えを示しました。

太合麦田の宋柯社長は、「今後レコードを製作しないのは、レコード製作が簡単になり、誰でも家で録音できるから」と話しています。

「クリーンエネルギー国家実験室」の主任、中国科学院の李燦氏は「この実験室の戦略目標はエネルギーの持続可能な発展に向けて戦略的なコンサルティング、革新的な科学思想、技術的なサポートを提供し、中国経済の持続可能な発展に向けて貢献を果たすことである。目標は3段階分けられ、短期的目標は化石エネルギー利用のクリーン化、高効率化、最適化であり、短中期的目標はクリーンエネルギー技術や環境友好型省エネ技術への転換である。中長期目標は再生可能エネルギー転換技術である。」と紹介してくれました。

中国の温家宝首相の招きに応じて、ロシアのプーチン首相は11日に北京入りし、2日間にわたる中国の公式訪問を始めました。

訪問期間中、胡錦涛国家主席と呉邦国全人代常務委員長がそれぞれ、プーチン首相と会談します。また、温家宝首相はプーチン首相と、第16回定期会合を行う予定です。

ロシアのジューコフ副首相、セーチン副首相のほか、多数の企業家代表団がプーチン首相と共に訪中しています。中国の王岐山副首相はセーチン副首相と中露エネルギー交渉代表会合を行います。また、劉延東国務委員はジューコフ副首相と中露人文協力委員会第12回会議を開催します。