中国鉄道部によりますと、今月20日から全国の特急の直行列車（Zから始まる列車）の切符について、インターネット販売がスタートし、12月10日までに全国の特急列車（Tから始まる列車）の切符もインターネットで販売される、ということです。

各鉄道局はこのサービス開始を前に、POS（販売時点管理）設備を確保するということです。切符販売の具体的な流れについて、詳しくは各駅の公告で参照できます。また、今年の年末には、全国すべての列車の切符について、インターネット販売を実現させるということです。

中国・東南アジア諸国連合（ASEAN）センターの設立式典が18日インドネシアのバリ島で行われました。中国・ASEAN センターの設立は、貿易、投資、教育、文化、観光などの分野における双方の協力にプラスとなります。

センターの馬明強事務局長によりますと、政府間の国際機関として、このセンターは総合的な情報、活動の場として、企業や住民に中国とASEANに加盟する10カ国の商品、投資機会、観光資源、教育文化についての情報を提供し、各国の中小企業の発展を支援します。

馬明強事務局長は、「今後、センターは、ASEANの中国への輸出を推進し、関連手続きを簡素化し、ASEAN 諸国の産品の中国市場への進出に一層の便宜を提供していく」と述べました。

この中国・ASEAN センターの本部は北京に設けられ、今後中国のその他の省、市およびASEAN諸国に支社を設ける予定です。

中国の劉振民外相補佐官が18日午前、バリ島で明らかにしたところによりますと、中国の温家宝首相は第14回東南アジア諸国連合（ASEAN）・中国（10＋1）首脳会議兼中国・ASEAN 対話関係樹立20周年記念サミットで、「中国はASEANと共に、中国・ASEAN自由貿易区の建設を推進し、相互に繋がる海上のネットワークを構築していく」と述べました。

温家宝首相はこの会議で、基調講演を行い、中国とASEANは、団結、協力、発展を最重要のテーマにすべきだと強調し、東アジアの協力におけるASEAN の主導的な地位を支持するとの立場を明らかにしました。また、これまで20年間の中国とASEANの協力を高く評価した上で、今後の双方の関係の強化について一連の構想を打ち出しました。

第一に、中国・ASEAN 自由貿易区の建設を一段と推進すること。双方の貿易額を今後5年間で5000億ドルにする計画です。第二に、互いの投資を推進すること。第三に、相互の連携を強め、中国・ASEANを繋ぐ協力委員会を設立し、相互に繋がる海上ネットワークを構築すること。第四に、双方の科学技術協力を強化すること。2012年を中国・ASEAN科学技術交流年にし、双方の関係をあらたなレベルに向上させます。