大陸の海峡両岸関係協会と台湾の海峡交流基金会による第7回責任者会合が20日午前、天津で開かれました。双方は両岸の原子力安全分野における協力について検討し、協力協定に調印しました。そのほか、両岸投資保障協定と両岸産業間協力についても意見交換し、共通認識に達するよう努めています。

海峡両岸関係協会の陳雲林会長は席上、「今回の会合は、関係協議のプロセスを推進し、両岸関係を改善する重要な会議である。双方が誠意を払い、相互信頼を深め、常に両岸同胞の期待を念頭においていれば、会合は円満な結果を収めるだろう」と述べました。

海峡交流基金会の江丙坤理事長は「これまでの3年間、双方は6回の会合を行い、15件の協定に調印し、両岸の相互信頼と交流に確固たる基礎を作った。このような結果は非常に珍しく、双方が大切にすべきだ。双方はこれから、平等で"実"を求め、ともに互恵関係をつくる原則を踏まえて、両岸の人民と社会にとって、より明るい未来を切り開いていくように」との考えを示しました。

今月18日に閉幕した中国共産党第17期中央委員会第6回総会で、文化体制改革に関する決定が採択されました。これに対して、海外のメディアや専門家、学者が記事を掲載したり、談話を発表したりするなど高い注目を集めています。

ＡＰ通信や「ウォール・ストリート・ジャーナル」、ＡＢＣなどの米国メディアがいずれも報道しています。ＡＰ通信は「中国共産党第17期中央委員会第6回会議で、中国の文化影響力の向上に関する公報が採択された。文化は民族的団結力と創造力、また総合的国力を向上する面で、ますます重要な要素なっている」としています。

日本の共同通信は「中国はアニメや漫画、映画などの文化産業を通じ、ソフト力を向上させることで、中国文化の国際競争力や影響力を増強させたい。中国がソフト力を向上させる目的は、外国に対して中国文化を宣伝し、外国人が中国文化への理解を深めることによって、イメージを向上させることにある」と報道しています。

また、英国のＢＢＣや韓国の『京郷新聞』なども今回の会議を報道しました。

関連データは、中国の対外金融資産額は対外金融債務を遥かに上回り、安全ライン内に維持されていること。一方、6月末現在、中国対外金融負債額は2兆6000億ドルになったことから、中国の対外金融純資産は2兆ドルに達したとしています。

また、中国の黄金備蓄量は持続的に増加する傾向を示しています。専門家は、世界では多くの国の黄金備蓄量が増加しつつあるため、今後一定の期間内、中国の黄金備蓄量は更に増えるだろうと見込んでいます。

中国初の火星探査機「蛍火1号」とロシアの火星探査機「フォボス・グルント」が11月9日早朝、ロシアのバイコヌール宇宙基地から打ち上げられる予定です。

今回、2基の宇宙探査機が違う位置で同時に、火星の電離層と磁場を探査することは世界でも初めてです。研究者たちは、この2基の観測データを比較するということです。

このプロジェクトは、中国やヨーロッパ、ロシアが協力してきました。中国の「蛍火1号」は火星軌道を1年間周回し、火星の周辺空間や環境を観測します。欧州宇宙機関がサポートを提供します。ロシアの「フォボス・グルント」が採取した土壌サンプルは地球に送られ、研究に役立てられる、ということです。