中国とオーストラリアが両国の国交樹立40周年を記念して共同で行うイベント「中豪砂漠横断科学調査」は、全世界に向けて40名の隊員を募集します。そして今年の夏と秋のそれぞれにオーストラリアの内陸砂漠と中国新疆のクムクリ砂漠にチャレンジし、一連の環境に関わる科学調査活動を行います。

関係者によりますと、このイベントは1年にわたり，その内の40日間は隊員たちが両国の砂漠を横断し、「世界の中心」と呼ばれるオーストラリアのシンプソン砂漠中央にある巨大な石の前で世界に「地球を保護し、砂漠化を防止する」ことを呼びかけるほか、両国の砂漠における原住民との交流や地球生命時計を作ること、砂漠化フォーラム、科学調査結果の展示などが行われる予定だということです。

現在、砂漠化の影響を受けている地域は36億ヘクタールに達し、地球上の全陸地の約25%を占めており、110ヶ国が土地の減少問題に直面しているということです。

中国インターネット協会の高新民副理事長は11日、北京で「推計では、中国のインターネット利用者数は5億500万人に達し、インターネット普及率は37.7％になった」と明らかにしました。

高新民副理事長は2011中国インターネット産業年度会議で「推計では、5億500万人のネット利用者の中でインターネットのブロードバンド利用者数は前年同期より19％多い、1億5000万人に達した。また、携帯ネット利用者は3億4000万人となり、ネット利用者全体の66％に達した」と述べました。

データによりますと、2011年上半期の中国の電子商取引額は2兆9500億元に達し、年間取引額は6兆元を超えたとのことです。

李克強副首相は11日、北京で中米両国が協力分野を切り開き、共同利益を拡大し、両国経済の補完性を充分に引き出し、現れる問題を適切に処理し、より多くの実務成果を遂げ、中米関係の健全な発展を推進するよう呼びかけました。

李克強副首相は11日、アメリカ大統領の特別代表であるティモシー・ガイトナー（Timothy Geithner）財務長官と会談した際、「各国の経済が依存し合い、世界の経済情勢が厳しく複雑で、様々なリスクが交錯している今日、協調と協力を強化し、協力して問題を打開してこそ、共同発展を実現することができる。中国が経済発展パタンの転換と構造調整を加速させ、経済の安定を保った急速な成長を維持することは世界経済の回復にとってもプラスとなる」と述べました。

これに対し、ガイトナー財務長官は「アメリカは中国と連携して両国の互恵協力を拡大し、重大な国際経済問題における協力を強化し、米中関係の更なる発展への推進を図りたい」と強調しました。

中国外務省の劉為民報道官は11日、北京で記者会見し、「中国はイランとIAEA国際原子力機構が協力を強化し、保障監督活動を着実に実行して、イラン原子力計画に関わる未解決問題を早急に明らかにするよう期待する」と述べました。

報道によりますと、イランのウラン濃縮生産作業はすでにスタートしており、IAEA国際原子力機構はこのことを確認したとのことです。この件での記者の質問に対し、劉為民報道官は「中国はこの報道について、細心の注意を払うと同時に、イランの原子力関連施設が国際原子力機構からの保障と監督を受けていることにも注意している」と述べました。

劉報道官はまた「当面の急務は各方面が外交努力に取り組むことであり、六カ国とイランとの対話や交渉を早急に再開し、イラン原子力問題の全面的で長期的な解決に努めるべきだと中国は考えている」と述べました。