あるメーカの粉ミルクを飲んだ女の赤ちゃんに性的早熟現象が見られたという報道について、中国衛生省の鄧海華報道官は10日の記者会見で、「衛生省は、湖北省の関係部門ができるだけ速くこの事件を調査して適切な処理をほど こし、その結果をできるだけ速く公布するよう指示した」と述べました。
伝えられるところによりますと、湖北省食品安全監督管理指導グループはすでに、地元の関係機関に調査と処理を指示しており、関係部門は、 この製品のサンプル検査を行い、専門家を組織して、この赤ちゃんへの診断を行うと共に、この現象と粉ミルク食用との関わりについて調査を行なっています。
鄧海華報道官は「専門家は幼児の性的早熟の原因は複雑だとしている。その絶対多数の発病原因が不明である。患者と特定の食品、あるいは環境とのかかわりは今のところ断定できない」と述べました。
乳製品の安全確保のため、2008年から中国は「乳製品品質安全監督管理条例」を実施し、薬品使用期間の乳畜からの生乳の販売、買付けと加工を禁止することを明確にしています。(翻訳:トウエンカ)
マカオ中華聯誼会と中国航空基金会の組織による「第6回マカオ大学生酒泉宇宙航空科学技術交流団」は10日、蘭州へ赴き、10日間にわたる交流学習の旅を始めました。
交流団の一行125人のうち、大学生は111人で、それぞれマカオの7校の大学と内陸、台湾と海外の20校余りの大学から来ています。
甘粛酒泉衛星発射基地を見学するほか、宇宙科学知識に関する講座を聞き、嘉峪関、莫高窟などを遊覧し、蒙古族の相撲や競馬などを楽しむことになります。(翻訳:トウエンカ)
今年4月に地震に見舞われた中国青海省玉樹チベット族自治州の復旧事業で、海抜が最も高い建設工事がこのほど始まりました。
建設が行われるのは玉樹西部の海抜4500メートルのところにある治多県です。地震の影響で、この県の家屋の60%以上が倒壊し、住むこ とができなくなりました。プロジェクトでは、3年かけて10億元(約126億円)投入し、住宅や学校など建築面積22万平方メートルの建物を建造すること になっています。(鵬)
報道によりますと、韓国外交通商省の金英善(キム・ヨンソン)報道官 は10日、日本の菅直人首相がこの日、日韓強制併合100週年に当たって談話を発表し、過去の植民地支配がもたらした多大の損害と苦痛に対し、改めて痛切 な反省と心からのおわびを表明したことを受け、「不幸だった過去の歴史を克服し、未来の明るい韓日関係を開拓していこうとする菅首相と日本政府の意志とし て受けとめる」として歓迎の意を表明しました。
金英善(キム・ヨンソン)報道官はその際、「菅首相は当日の談話で、日本帝国主義の植民地支配について改めて痛切な反省と心からのおわび を表明した上で、これからの百年を見据え、未来に向けた関係構築に努めていくと述べた。韓国政府は、以上の認識を基に今の緊密な韓日協力関係を未来志向の パートナー関係にしていきたい」と語りました。(翻訳:任春生)