中国では、子どもたちでつくる初の環境保護連盟「愛地球・童盟会」がこのほど、北京で発足しました。
連盟は、子どもの環境意識を養うことが目的です。この連盟の発足と共に、「低炭素・環境保護」をテーマとした一連のイベントもスタートしました。(鵬)
その際、王副首相は「急速に発展している中国は途上国である。13億人の国民生活を向上させるためには、制度と組織の改造が不可欠である。われわれは改革開放を推進していく。中国とアメリカ両国は互いに理解と意思疎通を深めていくべきだ」と語りました。
一方、バイ上院議員は「中国との関係は非常に重要である。協力を深めていくことは両国にとって利益になる」と述べ、中国の金融危機対策を高く評価しました。(ジョウ&国清)
住宅・都市農村建設省は8日夜、1日に2万人への飲料水供給ができる給水車を被災地に出動させたほか、9日未明、救援チームを派遣しました。
鉄道省は緊急輸送マニュアルを策定し、救援物資を載せた23車両が出発しました。商務省は飲料水、食料、防寒衣服などの調達輸送に全力を挙げています。9日午後4時までに、甘粛省紅十字会は義援金647万元を受け付けました。(ジョウ&国清)
共産党中央政治局常務委員会は10日会議を開き、甘粛省舟曲県での土石流災害救援作業を全面的に配置しました。胡錦涛共産党総書記がこの会議を主催しました。
会議は、人民大衆の生命と財産の保護を最優先し、いち早く人命、の救出に努めること。科学的な方案を制定し、出来るだけ速く堰止湖の問題 を解決し、被災地の土砂の除去を急ぎ、川床の疎通をよくすること。そして、地質災害の危険性を全面的になくし、災害に脅かされる住民を即時に避難させ、2 次災害の発生を防止すること。さらに、被災者に配慮し、負傷者に確実な治療に受けさせ、衛生と防疫を強化すること。緊急対策を取り、水道、電気、道路、通 信などのインフラの整備と再建措置に関する対策をいち早く決め、全面的な再建を始めることなどを強調しました。
会議はまた、「現在はなおも増水期にあり、各地区と部門は緊急対策を出来るだけ速く制定し、災害防止能力を確実に向上していくべきだ」としています。(翻訳:トウエンカ)
国家救援隊は北京軍区の工兵連隊、武装警察総病院、国家地震局の関係者80人からなり、9日午後3時ごろ舟曲被災地に到着する見込みだということです。
また、蘭州軍区はすでに、工兵、医療防疫などの関係者2600人余りを被災地に派遣し、救援活動を展開しています。
なお、8日未明、甘粛省舟曲県には豪雨が降ったため、土石流が発生し、多くの死傷者が出ており、8日夜9時25分までに、127人の死亡が確認されました。また災害で、電力、交通、通信なども中断しているということです。(翻訳:玉華 チェック:国清)