国連は13日、世界の子どもたちの権利を守るため、アメリカとソマリアにいち早く子どもの権利条約を採択するよう呼びかけました。

国連・子どもの権利委員会李亮喜(リー・ヤンヒ)委員長はこの日、国連の関連会議で「子どもの権利条約を採択していないのはアメリカとソマリアのみであり、同条約の普遍性を高めるためにも、両国がいち早く同条約を採択するよう期待している」と述べました。

子どもの権利条約は1989年に国連総会で採択された国際条約で、子どもの権利に関する初の法的拘束力をもつ国際的な条約です。現在、193の国と地域で採択されています。（翻訳：任春生　チェッカー：中原）

第65回国連総会は12日、3回にわたる無記名投票を経て、南アフリカ、インド、コロンビア、ドイツ、ポルトガル5カ国が新しい安保理非常任理事国に当選しました。任期は2年です。

アフリカ、アジア、ラテンアメリカおよびカリブ海地域三地域の候補国は1カ国のみで、これら地域の候補国・南アフリカ、インド、コロンビア3カ国は初回の投票でいずれも180票を超えて当選しました。

一方、ドイツ、カナダ、ポルトガル3カ国は西ヨーロッパ地域の二席を争っており、ドイツは初回の投票で法定得票数を1票超えて選出されま した。カナダとポルトガルは最初の二回の投票で共に法定得票数に満たず、カナダの得票数はポルトガルを下回りました。その後、カナダは3回目の投票への不 参加を表明しました。単独で3回目の投票に参加したポルトガルは150票を獲得し、総数の3分の2以上の票数を得て、当選国となりました。

当選した5カ国は2011年1月1日からオーストリア、日本、メキシコ、トルコ、ウガンダに代わって非常任理事国となります。このほかの 非常任理事国ボスニア・ヘルツェゴビナ、ブラジル、ガボン、レバノン、ナイジェリア5カ国の任期は2011年年末までです。（翻訳：huangjing）