米国観光業の最新データによりますと、去年、米国での中国人観光客の一人当たりの観光消費額は7000ドルとなり海外観光客の中で1位となり、2番目の日本より2500ドルも多いということが分かりました。

米国商務省によりますと、去年米国を訪れた中国人観光客は110万人に上り、増加率が46％で1位となりました。2012年、海外観光客の米国での消費額が1681億ドルを超え、歴史の最高を記録しました。その中、中国人観光客の消費が大きな役割を果たしたと言わなければなりません。

また中国人の観光目的地として、ロサンゼルスが最も人気を集め、3分の１の中国人観光客は行っています。

中国人民銀行が発表した最新データによりますと、2013年4月末時点の外国為替資金残高は 24兆8946.77億元で、3月に比べて2843.43億元増加しました。外国為替資金残高は2012年12月から5ヶ月連続で増加しており、5ヶ月の増加額は1兆3742．94億元です。

交通銀行金融研究所の研究員・鄂永健氏は、5ヶ月連続の増加について、「去年末、為替市場の変動などを受け、企業と個人の外貨の売却意欲が一度下がったが、今年に入り、人民元の切り上げを期待し売却意欲が高くなった」と述べました。

『中米経済貿易関係の向こう10年間』という報告が4日北京で発表されました。報告は「中国は2022年までに世界最大の輸入国になり、中国とアメリカは世界最大の貿易パートナーになる。そうなれば、両国の貿易額は1兆ドルを超え、1356万もの就職のチャンスが生まれる」と見ています。

現在、中国は輸出主導型から内需主導型に、投資牽引型からイノベーション牽引型へと変化しています。報告の編集を担当する香港中文大学の劉遵義前学長は「中国が向こう10年間でモデルチェンジに成功すれば、6億人もの中産階級が生まれるほか、中国は世界の工場から世界の市場へと変わることになる」と指摘しました。

この報告では「2022年までにアメリカの対中国輸出は現在の3倍以上増えて、5300億ドルを超えるだろう。中国はカナダやメキシコにかわって、アメリカ商品の最大の輸入国になる。また、中国の対アメリカ輸出額は8050億ドルに達するだろう」と予測しています。

中米交流基金会の董建華主席は報告の発表会で「中米両国は国民に安全かつ高水準で、持続的な成長が可能な上、就職を促進できる経済発展のパターンを作ることを願っている。双方の相互理解は、こういった共通の目標を実現するために役立つだろう」との考えを示しました。

6日、吉林省徳恵市の宝源豊鶏肉加工工場で大火災が発生してから4日目に入り、火災の事後対応が全面的に展開されています。

吉林省は、「事後対応は最も重要なことだ。犠牲者の遺族や負傷者に対する見舞いと賠償をきちんとしなければならない」と強調し、専門の係員を指定して、犠牲者の家を訪問して遺族を弔問すると共に、法や規定に基づいて賠償作業や精神的なケアをするよう要求しています。