中国の習近平国家副主席は11日北京で、中国―アフリカ農業協力フォーラムに出席したアフリカ諸国の代表と会見した際、「新しい情勢の下で、中国とアフリカ双方は意思の疎通と相互の信頼を一層強化し、ウィンウィン関係を全面的に引き上げるべきだ」と述べました。

習副主席は席上、中国共産党と政府を代表し、アフリカ諸国の代表に歓迎の意を表したあと「中国共産党と政府はアフリカとの友好関係の推進 を終始一貫して重視し、アフリカ諸国との伝統的な友好関係を深め、実務的協力を強化し、双方の国民に利益をもたらすために努力していく」と強調しました。

習副主席はまた、「今回フォーラムの開催は中国の政党とアフリカの政党間の交流を促し、双方の農業協力について交流する場を提供した。また、各面での協力を拡大し、双方の新しい戦略パートナー関係を推進するためでもある」という考えを示しました。

これに対しジンバブエのムジュル副大統領は、アフリカ諸国の参加者を代表し、中国で起きた自然災害の被害者に慰問の意を表した上で「アフリカ諸国はこのフォーラムを通じ、双方の農業協力が新しい成果を遂げていくことを願っている」と述べました。

このフォーラムは中国共産党中央対外連絡部と農業省が共催したもので、11日と12日の両日北京で開催されます。（万）

インド北部のジャム・カシミール州のレー（Ｌｅｈ）とその周辺地域では、洪水により死者数が166人に上り、それには23人の外国人が含まれています。被災地では救助活動が続けられています。

救助隊は10日、被災者の捜索範囲を拡大し、レー及びその周辺にある被害を受けた12の村の廃墟で、28人の兵士を含むおよそ400人の行方不明者を探しています。また、負傷者の運搬には、インド陸軍がヘリコプターを出動させました。（翻訳：ＺＨＬ）

甘粛省政府は10日の記者会見で、舟曲県の土石流被災地の最新状況を説明しました。

これによりますと、これまで702人の死亡が確認され、1042人がなおも行方不明に。58人の重傷者が入院しています。

さらに、道路などインフラ施設の復旧作業や堰止め湖の処理作業も順調に進んでおり、各地から救援物資も届いています。このほか、閉店していた店や銀行などの金融機構は営業を再開し、治安治安状況も良好です。

なお、一部負傷者はすでに甘粛の天水市第一病院に運ばれ、治療を受けています。（朱丹陽）