新中国の対外援助開始60周年にあたり、中国商務省は「今後、中国は約束した各対外援助プロジェクトの履行に尽力していく。また、経済的に困難な発展途上国への支援を強化し、世界の貧困撲滅のために力を尽くしていく」と明らかにしました。
また、商務省は「中国は、対外援助を提供する時、相手国の主権と意思を十分尊重し、相手国の内政に干渉せず、いかなる政治的特権をも求め ない。相手国の差し迫った必要とするものを考え、インフラ施設と民生に関わるプロジェクトを重点的に建設して、貧困撲滅や経済の成長、民生の改善を促進し ている。また、約束を守り、技術協力や人材養成などを通じて、相手国の自らの発展能力の向上に支援していく」としていま す。(Katsu/Kokusei)
森林火災が続いているロシアでは11日の時点で、消火作業に明らかな進展があり、火災面積は最初の半分に減らされました。現在のところ612ヶ所、およそ9万2700ヘクタールの面積で火災が続いています。
ロシア非常事態省によりますと、最も被害が大きかったロシア中部とボルガ川沿岸では、火災面積が大幅に減っています。一方、火災の勢いが 弱まっていた西部のモルドビア共和国では、猛暑の影響で再び燃え広がり、火災の面積は49ヘクタールから447ヘクタールに増えました。モスクワ市では 10日夜、雨が降り、大気中の有害物質の濃度が大幅に下がったものの、最高気温が30度を超える猛暑が続いているということです。
ロシアの火災に対して、国際社会は支援を強化しています。フランスは消防用の航空機を派遣しており、アメリカは5万ドルの支援金を出して います。中国は100万ドルの資金と2000万人民元(約2億5000万円)相当の救援物資を提供しています。また、国連のパンギムン事務総長は、必要な あらゆる援助を提供すると表明しています。(鵬)
スイスの若者3人は自転車に乗って1万2000キロを走り、ロシア、モンゴルを経由して中国入りし、10日夜上海に到着しました。11日、3人は万博会場のスイス館で、来場者に自分の見聞を紹介しました。
3人は2006年にスイスのチューリッヒから出発し、自転車で14日間かけてモスクワに到着し、そして2008年から2010年にかけて、モスクワからモンゴル経由で上海につきました。4年間のうち、3人は合わせて65日間自転車に乗り、毎日180キロ走りました。
途中、3人は55万元相当の義援金を募集して、民間福祉組織「SOS児童村」に寄付しました。
今回の旅について、3人は「中国に入る前、砂漠で55度の高温に襲われたが、中国での旅は非常に順調だった。人々はみんなフレンドリー で、いつも私たちを家に招いて休ませたり、ご馳走してくれたりする。万博の町・上海を訪れることは非常に嬉しかった」と感想を語りました。(08/12 翻訳者:Lin チェッカー:Kokusei)
北京時間の11日午前11時、浙江省寧波からの陳新華さんは中国民間企業館の100万人目の来館者となり、16万元相当の豪華プレゼントに当たりました。
陳さん自身も民間創業者の一人であり、省エネ関連の小さい企業を経営しています。11日午前、陳さん一家7人が上海万博を訪れ、真っ先に中国民間 企業館に行き、意外と大賞に当たりました。これに対し、民間企業館の孫軍館長は、「これは民間企業間と民間創業者との繋がりを表している」と語りました。
上海万博の中国民間企業館は浦西会場にあり、毎日の来館者数は万博開幕したばかりの5、6千人から、いまの1万5千人に上っています。万博期間中は延べ200万人の来館者が予想されています。(08/12 翻訳者:Lin チェッカー:Kokusei)
上海万博公式サイトの「サービス情報」にクリックすると、来場者の数、会場内一部のパビリオンの入館待ち時間などの情報が示されます。11日の情 報によりますと、11日午後6時まで、石油館の待ち時間は4時間30分で最長となり、サウジアラビア館、日本館、ドイツ館は4時間、太空家園館(宇宙ホー ム館)は3時間、中国航空館、コカコーラ館、自動車館、韓国館、イギリス館、イタリア館は2時間30分、カザフスタン館、アラブ首長国連合館、スイス館、 フランス館、ロシア館、スペイン館は2時間、日本産業館、エジプト館、マカオ館、民間企業館、上海企業連合館、シンガポール館、アメリカ館はそれぞれ1時 間半かかったということです。(08/12 翻訳者:Lin チェッカー:Kokusei)