ユネスコ・国際連合教育科学文化機関は16日、コミュニケを発表し、水害に見舞われたパキスタンに救援と文物保護を支援することを表明しました。
このコミュニケは、「水害発生後、ユネスコのボコバ事務局長はパキスタンのギラニ首相に書簡を送り、パキスタン政府と人民に慰めの意を表した。ユネスコはいつでもパキスタン政府の意志に基づいて、職権範囲内でできるだけの支援を提供するつもりだ」と述べています。
ユネスコが明らかにしたところによりますと、支援措置には地質学者と水文専門家を含むチームを派遣し、パキスタンの洪水防止の強化を支援するほか、緊急救援教育プロジェクトを実施するための被災評価を行うことが含まれています。(翻訳:トウエンカ)
クエバス少将は「双方は事態の激化や衝突を避け、緊張を緩和させることを強調し、またUNIFILと共にレバノンの安定の回復に努める考えを表明した」と述べました。(万、吉野)
2010年台湾・広東ウィークが17日に、中国台北で開幕しました。開催期間中、広東と台湾からの企業が仕入れと投資に関する契約を締結する予定で、その金額が67億ドルに達します。
広東省の黄華華省長は開幕式で、「広東省にある台湾系の企業は2万3800社ほどあり、その投資額は469億ドルに達している。現在、経 済と貿易、文化などの分野における両地域の協力関係の発展は順調に進み、広東省に長期滞在する台湾商人は20万人を上回っている。今後も、広東省は電子と 情報、メディア、新エネルギーにおける協力を深め、さらに農業分野での協力の強化を推進していく」と述べました。
なお、ウイーク期間中、両地域の協力を進める経済貿易交易会、商品発注会、科学技術の革新と実用化のシンポジウムなどが同時に開催されます。(万、吉野)
2008年の四川大地震の影響で倒壊した四川省北川県立中学校の再建工事が17日の午前に竣工しました。
この再建工事は、中華全国帰国華僑連合会の支援によって行われたものです。建築面積は7万2000平方メートルで、建物は寄宿生を含めて5200人を収容できます。
中華全国帰国華僑連合会によりますと、工事に使われた資金は2億元(約25億円)で、これは世界73カ国の華僑などから寄付されたものです。寄付金を出した人は数十万人おり、中国国内では史上最多となったということです。(鵬)
中国有人宇宙飛行プロジェクトの報道官が17日に明らかにしたところ によりますと、中国有人宇宙飛行プロジェクトにおいて初めて空間ドッキング(宇宙空間で機体を結合すること)を目標とする天宮1号の組み立てが完了し、す でに電気性能のテスト段階に入り、2011年に打ち上げ予定となっているということです。
報道官は「電気性能や力学性能、熱性能などの一連のテストを終えた後、天宮1号は2011年に予定の軌道に打ち上げられる。そして、その後に打ち上げられる神舟8号とドッキングする」と述べました。
現在、ドッキングに関する各作業が順調に進められています。(Katsu/吉野)