温家宝首相は、EUが中国の核心的利益と関心を持つ問題を確実に尊重した上で、より積極的で、前向きな対中政策を実施するよう求め、中国政府の立 場を表明しました。また「中国はヨーロッパと共に努力して、双方の経済と貿易の均衡とかつ持続可能な発展を促していきたい。また、気候変動への対応、エネ ルギー安全の確保、地域問題の適切な解決などでもともに努力していきたい」と強調しました。
このほか、人民元為替問題でも客観的、公正な立場をとり、積極的な役割を果たすよう、ヨーロッパに求めました。
これに対して、ヨーロッパ側は、中国が世界的金融危機の対応で果たした重要な役割を高く評価した上で、「対中関係はEU外交政策で最も重 要な位置を占めている」と表明しました。また「EUは貿易や通貨争いを含めたいかなる形の保護貿易主義にも反対する。双方の貿易協力と相互投資をより拡大 するとともに、国際問題で中国との意見交換や協調を進めたい」としていした。さらに、「国際金融危機や気候変動を含めた世界的な挑戦に中国と共同で対応し ていきたい。さらに、G20 ソウルサミットが成果を挙げるよう働きかけていきたい」としていました。(朱丹陽)
チベット自治区交通運輸局が明らかにしたところによりますと、今後5年間で、チベットはおよそ500億元(日本円でおよそ6192億円)を投資 し、道路の整備や農村道路の敷設、交通輸送センターの建設などに充てるということです。その計画によりますと、2015年までに、チベット全域の60%を 超える郷・鎮でアスファルト道路が敷かれるということです。(翻訳:ZHL)
国際通貨基金(IMF)が6日に明らかにしたところによりますと、「国内の需要という推進力を受けて、今年と来年、中国の経済成長率はそれぞれ10.5%と9.6%に達するだろう」ということです。
これは国際通貨基金が6日に発表した「世界経済見通し」で予測したものです。
その報告によりますと、信用貸付の成長に対する、より厳格な規制や不動産市場の抑制、及び、来年の中国政府による景気刺激策の解除などにより、2011年、中国の経済は成長し続けるものの、成長幅はいくらか鈍化するとしています。
報告は「今年と来年、中国の短期的な経済成長は、国内からの需要は3分の2、政府活動は3分の1を占め、輸出の貢献率はほぼゼロに近い」と分析しています。(翻訳:ZHL)
9つの国は、中国、スペイン、ベトナム、韓国、フィンランド、カナダ、ギリシャ、イタリア、日本です。そのうち中国は二つの公園が登録され、それぞれ広西チワン族自治区の楽業・鳳山地質公園と福建省の寧徳地質公園です。
現在、世界であわせて20あまりの国と地域に77ヵ所の「世界地質公園」があり、指定の条件として、科学的に貴重な地形や、美的価値、教育機能などが揃っていることが上げられます。(朱丹陽)
インド海軍が明らかにしたところによりますと、現役の哨戒機と水陸両用戦艦は老朽化がひどく、そのうち、Tu-142(ツポレフ142)とIl-38(イリューシン38)は少なくとも20年活動したということです。(翻訳:ヒガシ)